10月28日(日) 「時限爆弾」にスィッチが入った [政局]
またも昨日、「雨男」の本領を発揮してしまいました。講演ときくちゆみさんとの対談で都心に出るというその時、季節はずれの台風20号が関東地方を襲い、すさまじい風雨でびしょ濡れです。
講演が始まる午後3時頃が一番ひどかったのではないでしょうか。せっかくの企画だったのに、台風で参加できなかった方や参加された皆さんに、何だか申し訳ないような気になりました。
でも、きくちゆみさんのお話も対談も、大変、有意義なものでした。お話を伺っていて、「きくちさんのエネルギーと行動力は台風に負けていないな」と、思った次第です。
講演会が終わると、きくちさんは「次の企画がありますので」と仰います。迫り来る台風をものともせず、暴風雨が吹きすさぶ嵐の中へと去って行かれました。
さて、ブログをサボっている間にも、政局は大きく動いています。福田内閣の足下にセットされた「時限爆弾」にスィッチが入ったようです。
設定された時間は明日の午後1時から3時15分までの間です。場所は、衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、守屋武昌前防衛次官の証人喚問がそれに当たります。
防衛専門商社「山田洋行」の元専務とのゴルフ接待の実態や、次期輸送機(CX)のエンジンなど防衛省の装備品調達をめぐるる疑惑が焦点ですが、海上自衛隊の補給艦による03年2月の米補給艦への給油量をめぐって海上幕僚監部が誤りを把握しながら隠していた問題も取り上げられるでしょう。このとき、守屋さんは防衛局長で要の地位にあったのですから……。
ただし、この時限爆弾がどれほどの威力を発揮するかは分かりません。まさか、「不発弾」といううことはないと思いますが……。
その威力のほどは、野党が引き出す守屋さんの証言の内容にかかっています。問題の真相に迫り、「防衛疑獄」によって福田内閣を吹き飛ばすほどの大爆発を引き起こすことができるでしょうか。
明日の守屋さんの証人喚問が注目されます。
その注目の証人喚問ですが、残念ながら、私はテレビで見ることができそうにありません。明日の午後1時から、鼻の手術のため、東京医科大学付属八王子医療センターに入院するからです。
手術とはいっても、左の鼻の穴にできたポリープ(鼻茸)を切除し、その奥の蓄膿を掻き出すというものです。手術自体はそれほど大変なものではありませんが、やっかいなことに、私の右目は義眼で、見えるのは左側の目しかありません。
手術は、この見える方の目の近くにまで及ぶ可能性があります。「リスクがある」と、お医者さんからは言われました。だからといって、やめるわけにはいきません。できるだけ「リスク」の少ない方法でお願いするしかないでしょう。
ということで、10日間ほどのお別れです。無事、手術が終わり、このブログを再開できることを祈っております。
その時まで、皆さん、ご機嫌よう、さようなら……。
この「天声仁語」が法政大学のサーバー上にあった頃からずっと拝見しております。先生の片目が義眼となった経緯もその記述の中で読ませて頂きました。
手術の成功をお祈り申し上げます。ブログを見る限り忙しすぎなのは間違いなさそうですから、これを機にお身体を休めてください。
by ぱらいそ (2007-10-29 21:38)