２月11日（木）　小沢「政治とカネ」問題における残された課題：五十嵐仁の転成仁語：SSブログ

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２月11日（木）　小沢「政治とカネ」問題における残された課題　[スキャンダル] [編集]

　小沢民主党幹事長が不起訴となり、逮捕された元３人の秘書も保釈になりました。小沢「政治とカネ」問題をめぐる状況にも、徐々に変化が生まれてきているようです。

　反小沢の枝野幸男さんが行政改革刷新相に就任し、小沢さんの元秘書で逮捕された石川知裕衆院議員が民主党を離党することになるようです。これらについて、小沢さんも力が落ちてきているのではないかとの見方があるといいます。
　私は逆だと思います。小沢さんが力を持っているからこそ、これらの動きが生じているのではないでしょうか。
　いずれも、小沢さんの諒解がなければ実現できず、夏の参院選に向けて逆襲に転ずるために、小沢さんはこれを受け入れたのでしょう。鳩山内閣や民主党の支持率を反転させ、参院選に向けて有利な状況を作り出すために、それが必要だと判断したからではないでしょうか。

　これで「一件落着」という雰囲気が強まる可能性があります。しかし、真相究明はもとより、小沢さんや石川さんの政治的道義的責任がうやむやにされ、「政治とカネ」問題についての法的規制の課題がチャラにされては困ります。
　また、小沢さんが不起訴になったこともあって、今後、検察の捜査に対する批判は強まるでしょう。しかし、そのために検察が「巨悪」の捜査や摘発を手控えたり、消極的になるというのも困ります。
　さらに、「リーク」をめぐるマスコミ報道に対する不信と批判も強まるにちがいありません。しかし、そのために検察情報への取材や積極果敢な報道姿勢が失われ、マスコミ内での自主規制が強まるというのも困ります。

　鳩山政権や民主党のイメージダウンや小沢幹事長の追い落としを狙って、旧体制（アンシャンレジーム＝自民党・検察官僚・財界）にマスコミ界も巻き込んで反抗が企てられたというのが、この事件の背景だと思われます。しかし、だからといって、小沢さんは「無罪放免」というわけにはいきません。
　国民を納得させるだけの説明責任や監督責任はあり、「政治とカネ」の問題を再発させないための具体的な措置が講じられなければなりません。政治資金の透明化と企業・団体献金の禁止もまた、この問題における残された課題であると言うべきではないでしょうか。

2010-02-11 09:42 nice!(0) コメント(4) トラックバック(0)

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何時も敬服して拝見していますが一点だけお尋ねします。
小沢氏の「道義的責任」とは氏にどのような「具体的な道義上のルール違反」があるのでしょうか。不動産の取得・保有・秘書住宅としての使用等は当時の政治資金法上は法的にも「道義的」にも問題にされていなかったのではないでしょうか。そして石川氏の経理処理は、当時も「今も」経理専門家等の見方では特に異常な処理ではなく、違法献金を秘匿するための処理とは考えられないとの見方が多いと聞きます。多額の政治資金を持つという事自体は道義的責任とは関係ないと思います。
　皆さんが当然の如く「道義的責任」という非常にあいまいな言葉を使いますがどういう具体的意味があるのでしょうか
by 南無王 (2010-02-11 16:58)

政党に限らず一括巨額の政治資金なんてものがそもそもあやしような。。。
政治のクリーンさを売りにしてるんなら、法的義務がないとは言え、それを指摘されたらとっとと答えればよいだけのことじゃないかね。くねくねした体質が疑惑を生むだけのこと。逆にメディアで注目度あげるために、のらりくらりしてそうだけど、そんなところを突っ込まれたのは単に小沢氏個人の問題なのにね。そいうのが政争になるのが遺憾とかなんたらいってる人もいるけど、政治ってそんなに難しいものかね。経済的に隣国の大津波が目の前に迫ってるのになー。ちんたらしすぎ、自民党の足の引っ張り具合とかも、ほんとむなしいし、迷走する民主党もなんなんだよ、投票した意味ねーし。粛々とこなせや。問題おきたらまた考えればいいじゃねーか。どのみち動かないと後ろにも進めないのになー。あうー。
by hoge (2010-09-22 02:00)

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by スーパーブランドコピー (2013-04-17 16:29)