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4月8日(木) 新党「たちあがれ日本」で日本は立ち上がることができるのか [政党]

 新党の名前は、「たちあがれ日本」と言うのだそうです。新党に参加を予定している5人の平均年齢は70歳だそうですから、先日書いたように、「新爺(じじい)クラブ」とか「高齢党」の方が良かったように思うのですが……。
 事実上の命名者は石原慎太郎都知事です。自称「文学者」なのに、相変わらずセンスがありませんね、慎太郎都知事は……。

 注目された5人目の議員は、鴻池さんではなく、中川義雄参院議員だといいます。この人も72歳で、「年齢制限」のために次の参院選で自民党から立候補できず、すでに引退を表明していました。
 「年齢制限」で自民党から立候補できないお年寄りを新党から出す。これでは自民党内で居場所を失った高齢者を救済するための新党結成と言われかねません。
 やはり、平沼さんたちが言う「世代交代」は、年齢が高くて引退するような方の現役継続を図ることだったということになります。古い世代に代えて新しい世代を登用するのではなく、若い世代に代えてお年寄りに出番を用意する「世代交代」とは、確かに、高齢社会における新しいやり方かもしれません。

 しかも、この中川さんは、急死された中川昭一さんの叔父さんで、中川一郎さんの弟です。懐かしい名前が出てきますねー、石原慎太郎に中川一郎。
 まるで、昔の「青嵐会」の復活のようです。40年近くも前の亡霊が姿を現したというわけですから、「亡霊党」というのも良かったかもしれません。
 しかし、そのどこに新しさがあるというのでしょうか。自主憲法の制定と消費税率の引き上げという2枚看板で、貧困と格差拡大にあえぐ日本は立ち上がることができるのでしょうか。

 こんな政党ができたからといって、この国が良くなるはずがありません。「たちあがれ日本」どころか、「たちがれ(立ち枯れ)日本」になってしまうのが、せいぜいのところではないでしょうか。

 さて、もうお気づきと思いますが、ようやく、最も忙しい時期を抜け出しました。『日本労働年鑑』の原稿の入稿を全て完了したからです。

 原稿を入れなければ、本はできません。『日本労働年鑑』も同様です。
 しかも、年鑑ですから、毎年、決まった時期までに刊行しなければならないという大きな制約があります。いわゆる「ケツかっちん」というやつです。
 一定の時期までに、一定の作業を終わらせることが必須条件になっています。大体、今のこの時期までに原稿を入れれば、問題なく出版されるはずです。

 この場を借りて、執筆者の皆様にお礼申し上げます。皆様のご協力のおかげで、今年度版も、つつがなく刊行されそうです。
 ということで、このブログに書く余裕も出てきました。すでにもう、今週に入ってから書き始めてはいますが……。
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コメント 3

ぱらいそ

文中、「自殺された中川昭一さん」とありますが、現段階では一応病死となっていたかと記憶しています。実は自殺であったというソースをお持ちなのかもしれませんが、ひょっとしたらお父さんの中川一郎さんと混同されてはいらっしゃいませんでしょうか?中川一郎氏は自殺でした。
by ぱらいそ (2010-04-08 22:20) 

igajin-sonet

ご指摘、ありがとうございます。お父さんの一郎さんと昭一さんを混同していました。「自殺」を「急死」に改めておきました。
五十嵐
by igajin-sonet (2010-04-09 06:42) 

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 しかも、この中川さんは、急死された中川昭一さんの叔父さんで、中川一郎さんの弟です。懐かしい名前が出てきますねー、石原慎太郎に中川一郎。
by replica watches uk (2011-10-28 12:31) 

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