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9月22日(木) 第24回国際労働問題シンポジウムのご案内 [日常]

 大変な台風でしたが、皆様はご無事だったでしょうか。被害に遭われた方はおられなかったでしょうか。

 八王子では、昨日の午後4時37分に最大瞬間風速43・1メートルを記録したそうです。我が家の下流にある浅川も自治体が避難を呼びかける目安の「避難判断水位」に達しました。
 私は、研究所までカミさんの車に迎えに来てもらい、無事に帰宅できました。途中、街路樹が一本根もとからひっくり返っていたり、めじろ台前の交差点の信号が、突然、停電で消えてしまったり、などということがありましたけれど……。
 今回の台風をはじめ、最近の異常気象の原因として、日本周辺海域の水温の高さが指摘されています。これについて、京大原子炉実験所の小出裕章助教が言う「海温め装置」としての原発の影響があるのではないのでしょうか。1年間に原発から出る7度温かい水は約1000億トンで、日本全体の川から流れ出る水約4000億トンの4分の1にも当たるというのですから(小出裕章『原発のウソ』120頁)。

 さて、今日は大原社会問題研究所の催し物の案内をさせていただきます。来る10月6日(木)に開かれる「国際労働問題シンポジウム」です。
 今回は第24回ですから、24年も続いてきたことになります。私が研究所に就職した1987年に始まりました。
 最近では、ILO駐日事務所との共催で開かれており、日本ILO協議会の後援を受けています。今回のテーマは、「持続可能な社会保障をめざして:ILOの戦略と日本の課題」というテーマになっています。

 シンポジウムの詳細は、下記のとおりです。最初に、私があいさつさせていただくことになっています。
 今回は、ILO本部から日本人の担当者である山端浩さんが来日して講演します。多くの方のご参加を、お待ちしております。

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 国際労働問題シンポジウムは、毎年のILO総会の議題のなかから、日本との関係で興味ある議題を取り上げてきました。今年は、「社会保障」に関する議題をとりあげます。これは、ILOが掲げる四つの戦略目標の一つである「社会的保護」に関する討議で、2008年の総会で採択された「公正なグローバル化のための社会正義に関するILO宣言」に基づくフォローアップ審議です。本シンポジウムでは、ILOの戦略を踏まえ、日本の課題について議論します。本議題を担当したILOの専門家の講演も予定しています。なにとぞ奮ってご参加くださるよう、お待ちしています。

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日時   2011年10月6日(木) 午後1時~5時
会場   法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール
【JR線】市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分(ほか地下鉄線あり、詳しくは法政大学ホームページを参照)
※お車でのご来場はご遠慮下さい。

参加費   無料

プログラム
2011年のILO総会について ILO駐日代表 長谷川 眞一
ILO担当者による講演 ILO本部社会保護総局社会保障部専門家 山端 浩
政府の立場から 厚生労働省大臣官房国際課課長補佐 清野 昇平
労働者の立場から 日本労働組合総連合会総合政策局長 中島 圭子
使用者の立場から 日本経済団体連合会国際協力本部主幹 森田 清隆
グローバリズムと地域主義の狭間で-日本の役割 東京大学大学院人文社会系研究科教授 武川 正吾
(司会) 法政大学大原社会問題研究所准教授 榎 一江

申し込み方法:下記のどちらかに、ファックスかメールで、9月30日(金)までに「国際労働問題シンポジウム」と明記のうえ所属とお名前、連絡先をお知らせください。
ILO駐日事務所 〒150-0001渋谷区神宮前5-53-70国連大学ビル8階
E-mail:ilo-tokyo@ilotokyo.jp FAX: 03-5467-2700
法政大学大原社会問題研究所 〒194-0298 東京都町田市相原町4342
E-mail:oharains@adm.hosei.ac.jp FAX: 042-783-2311

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