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5月23日(水) 国会の衆議院倫理選挙特別委員会で参考人として吠えてきた [日常]

 「おまん、NHKの7時のニュースに出たそうだけど、何やったの?」
 「悪いことやって、証人喚問されたんじゃないよ。参考人として陳述しただけだよ」

 夕食の時、田舎の姉さんから電話がかかってきました。ニュースに私が登場したので、茨城の伯母さんが驚いて電話したのだそうです。
 姉さんは畑で野良作業をいて、ニュースは見ていなかったようです。何があったのか、心配して私に電話してきました。
 私も、ニュースを見ていて、突然、自分の映像が流れたので驚きました。NHKのカメラが回っていたことに気がつかず、その映像がニュースで流れるとは思っていなかったからです。

 ということで、今日の午後、国会に行ってきました。衆議院の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」(衆議院倫理選挙特別委員会)で参考人として意見陳述をするためです。
 参考人として意見陳述をしたのは、曽根泰教慶應義塾大学大学院教授、加藤秀治郎東洋大学法学部教授、田中善一郎東京工業大学名誉教授、そして私の4人でした。皆さん、NHKのニュースに登場していました。
 この4人の意見陳述が各15分です。一通り終わるのに1時間かかりました。
 その後、民主党の柿沼正明議員、自民党の西野あきら議員、公明党の富田茂之議員、共産党の穀田恵二議員、きづなの内山晃議員、社民党の中島隆利議員、みんなの党の山内康一議員が、それぞれ質問しました。持ち時間は1人15分ですから、終わるまでに1時間45分かかりました。

 さすがに疲れましたね。1時から4時近くまで、密度の濃い議論が続きましたから。
 近くにおられた議員に、「いつも、こんな形で委員会に出ておられるんですか。大変ですね」と言いましたら、「いやー。そうですよ」と苦笑されていました。
 予算委員会になれば、これが連日続き、厳しい追及にさらされます。「野田首相はじめ、大臣になると大変だなー」と、いささか同情したものです。

 国会議事堂の中に入ったのは、43年ぶりになりましょうか。1969年7月29日以来のことです。
 日にちがはっきりしているのは、この日、大学立法が衆院本会議で採択されたからです。当時、都立大学A類目黒学生自治会の副委員長だった私は、反対闘争の一環として衆議院本会議を傍聴していました。
 その私の目の前で、大学立法は衆議院を通過していきました。この法案は8月3日に参議院本会議で成立しますが、この時の悔しい気持ちは今でも忘れられません。

 それから、長い年月が過ぎ去っていきました。もう再び、国会議事堂に足を踏み入れることはなかろうと思っていたのですが、今回、図らずもこのような形で意見陳述をすることになったわけです。
 感慨無量、と申しましょうか。人生には、思いがけないことが起こるものです。
 だからこそ生きるのは面白い、ということでしょう。これからも私の人生に何が起きるのか、楽しみにしています。
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