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12月24日(月) 東村山9条の会の「8周年記念集会」で講演してきた [日常]

 「総選挙の結果、改憲勢力が三分の二を超えました。『第一の砦』が陥落したことになります。
 来年夏の参院選は『第二の砦』をめぐる攻防ということになります。この砦を守り、『あって良かった9条の会』と言われるように頑張ってください」

 昨日、東村山9条の会の「8周年記念集会」で講演し、こう言いました。憲法をめぐる対決が政局の大きな焦点として浮上してきているからです。
 首相に復帰する安倍さんは、当面、憲法96条の改憲発議の条件を三分の二から二分の一に緩和する意向を示しています。これなら抵抗は少なく、この壁さえ突破すればいつでも改憲可能な状況を生み出せると考えているのでしょう。
 改憲問題が具体的な政治日程に上ってきたということになります。9条の会の役割はますます大きくなっていると言うべきでしょう。

 このような状況の変化を反映して、危機感が高まったのかもしれません。師走の忙しい時期なのに、会場には100人の方が参加され、いっぱいになりました。
 このブログでの告知を見てやってきたと仰る方も20人ほどおられたようです。ありがとうございます。
 会場の東村山市民ステーション・サンパルネは駅と繋がっていて、雨が降っても濡れずに行ける便利なところです。交通の便も良く、市外から来やすかったということもあったと思います。

 講演が終わってから一席設けていただき、関係者の皆さんと懇談しましたが、なかに若い夫婦のカップルもおられ、幅の広がりを感じました。皆さん、総選挙の結果にガッカリしていたようでしたが、私の話を聞いて元気が出たと仰ってくださいました。
野田首相が消費増税のために民自公3党談合を画策し、そこでの約束に縛られて「自爆解散」に追い込まれ、予想通り「自爆」したわけですから、民主党の惨敗は不思議なものではありません。しかし、自民党がこれほど大きな勝利を収めたのはなぜか、皆さん不思議に思われていたようです。
 しかし、自民党の「不思議な勝利」には、小選挙区制という手品のようなカラクリがあります。この「膨らまし粉」効果が最大限に発揮されただけで、ガッカリするには当たらないこと、有権者のうち4割は投票に行かず、自民党に入れた人も比例代表区ではたったの15%で、小選挙区でも自民党に入れたのは有権者の4分の1にすぎないことを指摘すると、皆さん、納得されたようです。

 勝負はこれからです。来るべき年は、それこそ憲法をめぐる「大戦(おおいくさ)」の年になるでしょう。私もこのブログや講演などを通じて「参戦」するつもりです。

 ということで、少々早いですが、来年のお知らせです。
 1月12日(土)午前10時から、新婦人都本部新春学習決起集会で講演します。場所は、代々木駅前の全理連ビルです。
 また、1月27日(日)午後2時から、府中革新懇結成27周年記念「新春のつどい」でも講演します。場所は府中のグリーンプラザ大会議室で、「総選挙後の日本はどうなるのか―2013年の情勢と革新懇運動の課題」というテーマです。
 お近くにお住まいで興味と関心のある方は、足を運んでいただければ幸いです。

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