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6月15日(土) 都議選の焦点は自民党の復活阻止と共産党の躍進だ [選挙]

 昨日、東京都議会議員選挙が公示されました。投票日は6月23日の日曜日です。この日、私は静岡での講演を予定していますので、期日前投票をするつもりです。

 この都議選での焦点は何でしょうか。その一つは、前回の選挙で都議会第1党の座を追われた自民党が民主党からその座を奪い返すのかという点にあります。
 そのようなことを許してはなりません。もしそうなったら、そう意図していなくても、都民は「アブ内閣」の施策を受け入れ、応援することになってしまいます。
 「アブ内閣」というのは、「危ない安倍内閣」を縮めた言い方で、当初、「危ない」という言葉で含意されていたのは、外交・安全保障や歴史認識問題など主として対外政策や改憲問題でした。しかし、ここに来て、株価の暴落と金利の高止まりなど内政の根幹であるアベノミクスも「危なく」なってきたようです。「アブ内閣」は内外に及ぶ政策全般について妥当するようになりました。

 このような「アブ内閣」に対抗できるのは、どの政党でしょうか。それは共産党しかありません。
 民主党は「半自民」で動揺極まりなく、国民の期待を裏切り総選挙で断罪されたという「前科」があります。公明党は、「アブ内閣」の与党で応援団ですから、もともと対抗するような位置にはありません。
 日本維新の会は話にならず、都議選前にその「化けの皮」が剥がれたのは幸いだったと言うべきでしょう。これと選挙協力を組もうとしたみんなの党も、自民党に対抗しようなどとは考えていません。

 大型開発優先・都民生活軽視の猪瀬都政に対して、真正面から対抗しているのは共産党だけです。猪瀬直樹知事が初めて編成した13年度一般会計予算案には、民主、自民、公明、生活者ネットが賛成し、日本共産党は反対しました。
 その猪瀬知事は、オリンピックの招致活動でイスラム社会を侮辱する発言を行い、今度は、不倫関係を疑われる女性が同乗する車を運転中、交通事故を起こして逃げだしていたことを『週刊文春』にすっぱ抜かれています。
 これは91年10月のことで、飲酒運転の疑いがあり、同乗していた女性は「私が見た猪瀬氏はこずるくて、自己保身ばかりの男でした。そんな人にはたして人心の為に身を捧げるような仕事が出来るのでしょうか」と話しているそうです。

 こんな都知事と二人三脚を組んでいるような政党や候補者に投票してはなりません。「知事与党」を売り物にするような候補者は願い下げにするべきでしょう。
 石原前都知事やその後継者である猪瀬現都知事に対して、唯一の野党として対抗してきた共産党を大躍進させることこそ、都政を変え、国政を変えていく近道です。ぜひ都民の良識を発揮し、自民党の復権を阻止して共産党を躍進させ、参院選での改憲阻止勢力の前進につなげてもらいたいものです。

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