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3月24日(火) 稀代のトリックスターによる一人芝居 [選挙]

 稀代のトリックスターによるたった一人の狂言芝居に終わったようです。大阪の人はやりきれないでしょう。
 見たくもない一人芝居を無理やり見させられたうえに、6億円もの巨費をドブに捨てたようなものですから……。

 橋下徹大阪市長の出直し大阪市長選が23日に投開票され、橋下さんが再選されました。「大阪都構想」をめぐって市長を辞任した橋下さんが、また市長に選ばれたわけです。
 辞任する前と市長は替わりません。辞任する前と市議会の構成も各会派の「都構想」に対する態度も変化していません。
 選挙で何も変わらなかったわけです。一体、何のための選挙だったのでしょうか。

 大阪市民も呆れ、選挙に意味も意義も見いだせなかったのでしょう。投票率は前回の60.92%を大幅に下回る23.59%で過去最低になり、4分の3の人は投票所に足を運びませんでした。
 投票率が低かったのは主要政党が候補者を立てなかったからだと、橋下さんは批判しています。しかし、主要政党が候補を擁立する意義を見いだせない空疎な選挙を無理やり実行したのは、橋下さん自身じゃありませんか。
 こうなることは初めから分かっていたことです。それを今さら他人のせいにするなんて、みっともないったらありゃしません。

 それに、白票など無効票が投票総数の13%を超える6万7500票余りにも達したそうです。投票所に足を運んだ人も、「もう、いい加減にしてくれ」と言いたかったのじゃないでしょうか。
 でも、得票数は直近の歴代市長の平松さんや関さんより多いと、橋下さんは強弁しているそうです。ほとんど同じような票数になったということは、ダントツの人気を誇った橋下さんも「普通の市長」並になってしまったということを示しているということでしょう。
 この結果に、石原慎太郎共同代表も「(低投票率は)しょうがないんじゃないの? 大義がなかったんだから。下手したら、辞めかねないような感触がある。(大阪市長を?)政治家を。前から、時々ぶつぶつ言ってたからね、衝動的に。あれでも直情な人だから」と述べたそうです。あの石原さんにまで、こう言われるようになってはお終いでしょう。

 大阪と国政を混乱させて面白がっているトリックスターには、一刻も早く退場してもらいたいものです。一人芝居なら、テレビの中にでも引っ込んで、そこで好きなだけ演じればよいのです。
 独りよがりの政治を振りかざして大阪や日本を混乱させるのは、もう止めにするべきでしょう。とっとと楽屋に引っ込みなさい。

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