SSブログ

5月8日(木) 春の新潟と東京を2往復した各駅停車の旅 [旅]

 長い「連休」でした。とはいっても、その前から「毎日が日曜日」だったわけですが……。

 
 4月27日の新潟市秋葉区(旧新津市)での講演が始まりでした。その前日、友人の村上さんのカフェ兼ギャラリー「木り香」に泊めていただきました。
 ギャラリーの周りは春の息吹に満ち、新たに散策路ができるなど相変わらず進化を続けています。庭に咲いている春の花も種類が増えていました。
 新潟県阿賀野市のカフェ兼ギャラリー「木り香(きりか)」について、詳しくはhttp://www.gallerykirika.com/をご覧ください。食事もできますので、お近くにお越しの際は立ち寄っていただければ幸いです。

 新潟からの帰りに草津温泉まで足を延ばしました。まだ桜も咲いていず、スキー場には雪もあり、早春という風情です。
 新潟から上越線経由で長岡、長岡から水上、水上から渋川まで各駅停車の旅でした。帰りも、長野原草津口から高崎、高崎から八高線経由で八王子まで各駅です。
 初めての上越線でしたが、新津の次の駅が古津で六日町の前には五日町という駅がありました。各駅でなければ気づかない駅名です。

 各駅停車の旅は、その後も続きました。後半の連休で新潟県上越市(旧頚城村)の実家に帰省しましたが、行きも帰りも各駅停車です。
 西八王子から武蔵野線経由で大宮、快速で高崎に出て水上行に乗り、水上から長岡行に連絡して六日町、ほくほく線で犀潟に着きました。犀潟駅は直江津高校に汽車で通っていた時の最寄り駅になります。
 新潟からの帰りは、直江津から信越線で長野に出て、篠ノ井線で松本、中央線で甲府、そこから立川行に乗って高尾下車という経路でした。こうしてグルッと一巡し、昨日、東京に戻ってきたというわけです。

 これだけの期間、休むことができたのは、リタイアしたおかげです。平日に各駅停車でゆっくり旅をするというのは私の「夢」でしたが、それがかないました。
 上越線で通った越後湯沢周辺では桜が満開で、信越線の富士見周辺でも桜が散り残っていました。越後中里や妙高高原にはまだ雪があり、五頭連峰、飯豊連峰、谷川岳、八海山などの越後三山、霧ケ峰、妙高山、北アルプス、八ヶ岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳なども雪で白く輝いていました。
 信越線の脇野田駅周辺では北陸新幹線の「上越妙高駅」の工事が行われていましたが、新幹線が通ればこのような各駅停車の旅はできなくなるかもしれません。東京からは早く行けるかもしれませんが、それは「便利」になったと言えるのでしょうか。

 今回は2度にわたって新潟と東京を往復する旅でしたが、それは同時に、初夏から春、早春へと季節を往復する旅でもありました。フジや芝桜、山桜に八重桜、ツツジなど咲き誇る花々と、滴るような新緑を愛でるゆったりとした至福の時間を過ごすことができました。

nice!(1)  トラックバック(0) 

nice! 1

トラックバック 0