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8月14日(木) 「民意の反乱」は続いている [世論]

 民意の反乱が始まりつつあるのかもしれない。社会的な運動の力によって国民意識の地殻変動をさらに進め、政治地図を塗り替えていくことが必要である。国民意識の動向と変化の方向は、それが十分に可能であるということを示しているのではないだろうか。

 前回のブログにアップした論考「第2次安倍政権と国民意識の動向」で、私はこのように書きました。ここで指摘した「民意の反乱」は続いているようです。
 安倍内閣の支持率はその後も順調に下がり続けています。個々の政策課題での反対は依然として強いものがあります。
 内閣改造をめぐって自民党内での不協和音が聞こえ始め、石破幹事長の造反が噂されています。安倍首相自身も、広島や長崎での平和祈念式典でのコピペ挨拶が顰蹙を買っています。

 8月8~10日にNNNが行った世論調査によれば、安倍内閣の支持率は0.8ポイント下落して44.4%と、第2次内閣発足後の最低を更新しました。一方、「支持しない」は前月比1.9ポイント増の37.7%になっています。
 集団的自衛権の行使を限定的に認める閣議決定については、「支持する」が前の月に比べて1.1ポイント減の31.9%となる一方、「支持しない」は前月から5.6ポイントも増えて56.0%に上りました。閣議決定以降も、国民の反対が増え続けている点が注目されます。
 8月は核爆弾と戦争の犠牲者に対する鎮魂と追悼の月です。このような月であればこそ、集団的自衛権の行使容認によって戦争する国になることの意味を、深く考えたいものです。

 なお、今日から1週間、故郷である新潟県頸城区に帰省します。温泉に入り、うまい地酒と美味しい肴をたらふく飲んで食べて、思い切り充電に努めるつもりです。
 8月末から9月には、報告や講演などが9回も予定されています。それに向けて英気を養うことにしたいと思います。
 この間、ブログの更新を休ませていただきます。皆さんも、良い夏休みをお過ごしください。

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