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7月7日(木) 歴史の分水嶺に立ってどのような選択をするのかが問われている [参院選]

 歴史には、水がどちらに流れるかによってその後の進路が大きく変わってしまう分水嶺のような瞬間があります。道で言えば、分岐点のような場所です。

 今がまさにその瞬間であり、そのような場所に立っていると言えるのではないでしょうか。10日の参院選での投票結果によっては、今後の進路が大きく変わり、日本の歴史も巨大な変化をこうむることになるでしょうから。
 この国の過去においても、このような瞬間がありました。源氏が勝つか平氏が勝つかが争われた源平の合戦では、源氏が勝利して武士の時代が始まっています。
 全国の大名が東西の両陣営に分かれて決戦に臨んだ関ケ原の合戦では、徳川の東軍が勝ちました。その結果、戦国時代に幕が下ろされ、徳川時代が始まっています。

 その徳川の世を終わらせ、新たな近代社会の始まりとなったのが戊辰戦争です。この時は新政府側に立った西側雄藩が東の佐幕諸藩に打ち勝ち、明治維新が達成されました。
 その後、明治新政府によって作成されたのが大日本帝国憲法(明治憲法)です。自民党の憲法改正草案はこの明治憲法の復活であるとされていますが、そうではありません。
 明治憲法でさえ事実上執行停止状態に陥った戦時体制下での軍部独裁時代の復活なのです。そのような時代に戻るかどうかの分水嶺、分岐点にあるというのが、今のこの時点にほかなりません。

 終盤情勢では、自民党が単独過半数を復活し、改憲4党は改憲発議に必要な3分の2の議席確保をうかがうような状況になっているとされています。そのような議席を与えて、改憲に向けての具体的な作業を始めさせて良いのでしょうか。
 すでに、安倍政権は戦争法の成立によって自衛隊を海外に派遣してアメリの手伝いができるようにしました。これに加えて憲法9条2項を変えれば、自衛隊は「国防軍」となって戦争に積極的に関与できるようになります。
 いったん戦争になってしまえば、それに反対していた人々の上にも爆弾は落ちてくるのです。「日米同盟の絆」の強化によって日本が「狙われる国」になれば、それに反対していた人々でさえ国際テロに巻き込まれて死傷するリスクが高まるのです。

 そのような国になって良いのかが問われています。戦争法の成立によって一歩踏み出した危険な領域から引き返せる最後のチャンスが、この参院選なのです。
 このような歴史的な瞬間に、どう行動し、どのような選択を行うかが、一人一人に問われていることを忘れないようにしたいものです。あの大切な時にあなたはどうしていたのかと、子どもや孫たち、後世の人々から問われたとき、きちんと答えることができるような行動をとり選択を行おうではないかと、このブログの全ての読者に訴えたいと思います。

 なお、明日8日(金)午後6時から、地元のJR八王子駅北口で日本共産党と山添拓さんの応援演説をすることになりました。これも八王子市長選挙での支援への恩返しです。
 興味と関心のある方に、沢山おいでいただければ幸いです。とはいえ、私の演説時間はたったの5分という短いものにすぎませんが。

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