SSブログ

7月14日(木) 都知事選挙の告示に当たって鳥越俊太郎候補の勝利を呼びかける [選挙]

 本日、東京都知事選挙が告示されました。野党4党による統一候補として鳥越俊太郎さんが立候補を表明しています。
 いろいろな経緯がありましたが、宇都宮健児さんが立候補を取りやめました。安倍暴走政治ストップの烽火を首都圏から上げるために、鳥越さんの勝利を訴えたいと思います。

 私はこのブログで、舛添前都知事の辞職を求めました。これについて詳しくは、5月14日付のブログ「こんな人は都知事になんかなるべきではなかったのだ」をご覧ください。
 その翌日の5月15日付のブログ「舛添都知事辞任でまた宇都宮健児さんの出番があるかもしれない」で、私は次のように書きました。

 「今後も同様の暴露が続き、都庁に抗議が殺到する事態が収まらなければ、遅からず進退が問われるようになるでしょう。すでに、辞任は秒読みに入ったという噂もあります。……そうなれば、また宇都宮健児さんの出番がやってくるということになるかもしれません。立候補されるかどうかは分かりませんが、2度あることは3度あるといいます。
 もしそうなったら、今度こそ『3度目の正直』となって欲しいものです。ろくでもない知事が3代も続き、スキャンダルの度に税金が無駄遣いされるような事態を避けるためにも、自分のものと公のものとの区別がつかない背広を着た『公私混同』都知事を追い出し、都民の期待に応えることができるまともな常識を持った都知事を実現したいものです。」

 こう書いていた私としては、舛添さんの辞任を当然のものとして受け止め、これで宇都宮さんが立候補するチャンスが巡ってくるのではないかと考えていました。密かに、宇都宮さんの登板を期待しつつ事態の推移を見守っていたわけです。
 ところが、ここに来て鳥越俊太郎さんの名前が急浮上します。他方で、野党による候補者選考の迷走にしびれを切らした宇都宮さんが立候補の意向を表明していました。
 私としては、八王子市長選挙に応援に来ていただいた宇都宮さんには恩義があり、他方で野党共闘の枠組みを都知事選でも生かすべきだと言ってきた手前、鳥越さんを支持しないわけにはいきません。このまま宇都宮さんと鳥越さんが並び立つことになれば、義理(鳥越さん)と人情(宇都宮さん)の板挟みになるところでした。

 しかし、昨夜になってテレビの画面に「臨時ニュース」のテロップが流れました。宇都宮さんが立候補を取りやめたというではありませんか。
 先の都知事選で100万票近くを得票したにもかかわらず、次点になって宇都宮さんは落選しました。それから毎回、都議会を傍聴してきたそうです。
 今回の舛添辞任は、これまでの蓄積を生かせる天が与えてくれた最後のチャンスだと思ったことでしょう。じっと情勢をうかがいながら立候補のタイミングを計り、手を挙げた直後に有力候補として鳥越さんが登場しました。

 宇都宮さんとしては悔しかったにちがいありません。都政に対する見識や政策的な積み重ねについては自分の方が数段上だとの思いがあったとしても不思議ではありません。
 舛添さんだけでなく、これまで青島・石原・猪瀬などタレントや作家など知名度が高い有名人が都知事を務めてきました。そこにこそ、都政が都民に寄り添うことができなかった最大の原因があったのだと批判したかったことでしょう。
 鳥越さんも著名なジャーナリストであり、有名人として良く知られています。人気投票になってはいけないと批判してきたはずなのに、そのような人が野党共闘の候補者としてアッという間に浮上してきたことへの割り切れない思いもあったことでしょう。

 それらの全てを断ち切って辞退を決断したわけです。野党共闘の推進という大義のために、アベ政治を許さないという思いを実現するために、悔しさを飲み込んで撤退を決めたであろう宇都宮さんの苦渋の決断を無にしてはなりません。
 野党候補者として一本化された鳥越さんには、この宇都宮さんの英断を無にしないために何としても都知事に当選していただかなくてはなりません。候補者活動の過酷さは私も良く分かりますし、高齢で健康状態に不安があるかもしれませんが、こうなった以上、残された人生と命を懸けて当選に向けて全力を尽くしていただきたいと思います。
 同時に、宇都宮さんが掲げていた都政刷新に向けての政策を全面的に引き継いでいただきたいものです。知事としての権限は都政を変えて都民の生活と営業、労働を守るためにこそ、活かされなければならないからです。

 そのためも、何としても鳥越さんを勝利させ、都知事へと押し上げなければなりません。参院選の結果、自民党は衆参両院で単独過半数を回復し、安倍首相の暴走は改憲を視野に入れながらさらに加速されようとしています。
 このような時点での鳥越都政の実現は、都民本位の都政へと大転換を図るものであるだけでなく、「戦争する国」へと傾斜する安倍政権・与党に首都東京から痛打を与えることになります。鳥越さんも、改憲勢力が参院の3分の2を上回った選挙結果を見て立候補を決意したと語っています。
 このようななかで闘われる都知事選は、安倍政権や自民・公明の与党と野党及び都民の共闘が正面から激突する極めて重要な政治決戦となっています。その帰趨は今後の日本の進路を大きく左右することでしょう。

 投票日は7月31日で2週間余りという短い期間ですが、勝利することは十分に可能です。全力を尽くして鳥越俊太郎候補の勝利を勝ち取り、安倍首相に吠え面をかかせようではありませんか。

nice!(1)  トラックバック(0) 

nice! 1

トラックバック 0