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10月22日(日) 「このままではいけない」と思う人は変えるための1票を投ずるべきだ [解散・総選挙]

 今の日本、このままで良いのでしょうか。変えなければならないと思う人は、今日の投票日にそのための1票を投じていただきたいと思います。
 棄権することは、今のままで良いという意思表示をしたことになります。それでは何も変わりません。

 自民党と公明党に対する1票も同様です。それは「このままでいいよ」と励ますような1票になります。自公両党はますます図に乗って暴走のスピードを速めることになるでしょう。
 「それでは困る」というのであれば、まずストップをかけることです。そのための基本は、自民公明の与党に投票しないことです。
 「今の政治を変えたい」というのであれば、変えることができると思われる政党や候補者に投票しなければなりません。「安倍首相をギャフンと言わせたい」というのであれば、安倍首相が最も恐れ警戒している政党はどこかを探り当てて投票すれば良いのです。

 今度の選挙でも、安倍首相は自分にとって都合の良い数字を並べてアベノミクスの成果を誇っています。しかし、アベノミクスで景気が回復しているというのが本当であれば、何もわざわざ数字を挙げて証明して見せる必要はないはずです。
 証明が必要なのは、国民の実感がないからです。成功していないから、成功しているのだと数字を挙げて説得し無理やり納得させる必要があるのです。
 本当に成功しているのであれば、もっと収入は増え、消費は活発になり、地方都市のシャッター街は姿を消しているでしょう。数字を挙げての説明などしなくても、たちどころに理解してもらえたはずではありませんか。

 安倍首相は演説で、北朝鮮危機や少子高齢化などを挙げて「国難」だと言っていました。このような国民と国家が直面している災難(国難)は今になって始まったのではなく、安倍政権の下で拡大してきたものです。
 安倍首相は政権を担当していたわけですから、北朝鮮問題にしても少子高齢化にしても解決に向けて取り組む機会は十分にあったはずです。しかし、総選挙の「大義」として掲げるまで、本気で取り組むことはせず、解決をめざそうとすらしてきませんでした。
 選挙になってから慌てて「国難」だと騒ぎたて、「これから取り組みます、解決できるのは与党ですからこれからも政権を担当させてください」と訴えています。これからやれるのであれば、どうしてこれまでやってこなかったのでしょうか。

 現在の日本が「国難」に直面しているのが本当なら、それらの問題を「国難」になるまで放置してきた政権党の責任はどうなるのでしょうか。選挙が始まるまで取り組もうとしてこなかった無責任さに問題はなかったのでしょうか。
 デフレ不況からの脱出、景気の回復、貧困化と格差の是正、平和で友好的な国際環境の形成、沖縄の基地負担の軽減、対米従属の是正、核廃絶に向けてのイニシアチブの発揮、国民の安全・安心の確保、福島での原発被害の救済、安心できる老後と子育ての支援、十分な教育機会の提供、過労死の防止と人間的な働き方の実現など、どれ一つ取ってみても安倍政権は失敗してきました。「これからやります」と言われても信用できるはずがありません。
 これまでの約5年間、政権を担当してきたにもかかわらずできなかったのに、総選挙が終わった途端にできるようになるというのでしょうか。過去5年間の実績を見れば、安倍首相にはできないということ、これらの「国難」を解決する能力を持たないということは明らかではありませんか。

 日本は変わらなければなりません。「このままでいいよ」と言って、安心していられるような状況ではないのです。
 北朝鮮危機が戦争に結びつくようなリスクを避けるためにも、消費再増税によって消費不況に陥らないためにも、少子化によって日本社会の破綻と消滅をもたらさないためにも、いまハンドルを切らなければなりません。そのハンドルが国民の手の中にあるのは、今日一日なのです。
 明日になってしまえば、1票を投ずることによって政治を変えるというチャンスは国民の手から失われてしまいます。後になってから「シマッタ」と言ってみても、文字通り「後の祭り」だということを十分に自覚して、貴重な1票(実際には2票)を投じていただきたいものです。

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