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5月18日(金) 「ひるまず、忘れず、あきらめず」安倍政権打倒に向けてアクセルを踏み込もう [内閣]

 ここにきて安倍内閣の支持率が下げ止まり、注目を浴びています。5月12~13日に行われた調査によると、安倍内閣の支持率が微増したからです。

 共同通信の調査では、安倍内閣を支持すると答えた人は、前回調査(4月14~15日)から1.9ポイント増の38.9%でした。不支持は2.3ポイント減の50.3%です。
 JNN(TBS系)の調査では、支持が前回調査(4月7~8日)から0.6ポイント増の40.6%で、不支持は0.7ポイント減の57.7%でした。相変わらず不支持が支持を上回っている状況ですが、「下げ止まっている」と分析されています。
 NHKの調査でも、内閣支持率は前月と同じ38%で、支持しないと答えた人は1ポイント下がって44%になっています。安倍首相にとっては、ホッと胸をなでおろす結果になっています。

 こうなった背景の一つは、森友・加計学園疑惑が1年以上も続いていることにあるように思われます。国民は、モリ・カケの蕎麦を食い飽きてしまったのかもしれません。
 あるいは、浮気ばかりしているダンナを持っているオカミサンのようになってしまったのかもしれません。次々に浮気がばれても、「またなの、しょうがないわねエ」と顔をしかめる程度で終わってしまっているというわけです。
 安倍首相が巻き返しを狙っておこなった訪米や中東訪問などの外交攻勢が一定の効果を上げたのかもしれません。離合集散を繰り返す野党が内閣批判の受け皿になり切れていないという面もあるでしょう。

 しかし、連休明けの安倍蕎麦屋には、モリ・カケについての新たなメニューが続々と登場してきています。森友疑惑に関しては新たに財務省と学園側との交渉記録が約500頁分もあることが分かって国会に提出されることになり、佐川前理財局長はこの存在を把握していて「廃棄した」というのは虚偽答弁であった疑いが濃厚になっています。
 加計疑惑でも、柳瀬前首相秘書官の参考人聴取での証言によって、首相官邸で加計学園関係者だけに3回も面会していたことが明らかになりました。山本特区担当相が正式決定される約2か月前に1校だけだと京都産業大のある京都府の山内副知事に伝えていたこと、内閣府地方創生推進室次長だった藤原さんが現地の愛媛県今治市などを視察し、その際に加計学園の車を使っていたのに「官用車」だと虚偽の記載をしていたことなどの新事実も次々と明らかになっています。
 「もう蕎麦は食い飽きた」などと言っている場合じゃありません。そんなことを言ったら、のらりくらりと問題を長引かせ国民が「飽きてあきらめる」ことを狙っている安倍首相の思う壺ではありませんか。

 しかも、今の安倍政権には、これ以外にも問題山積です。急変する朝鮮半島情勢には対応できず、自らは「核の傘」に頼りながら北朝鮮には「核に頼るな」と迫り、国連の核兵器禁止条約に参加せず、オバマ政権時代の米核戦力の縮小に反対していたことも明らかになりました。
 原発政策では、2030年エネルギー計画の素案で原発の発電割合を維持し再稼動の推進を打ち出しています。沖縄の辺野古での米軍新基地建設が強行推進され、米軍オスプレイの横田配備が前倒しされました。
 通常国会での焦点となっている「働かせ方改革」ではデータのねつ造が2割にも達し、IT会社の社員の裁量労働による過労死なども明らかになっていますが、安倍政権は衆院での採決を強行しようとしています。自衛隊日報隠蔽と文民統制の破壊、経済面では1~3月期のGDP0.2%(年率0.6%)減、TPP11やカジノ法案の前提となるギャンブル依存症対策法案の審議強行など、最低の首相による最悪の政治の暴走が続いています。

 「打倒安倍政権」に向けての追撃の手を緩めてはなりません。安倍首相からすれば、早く忘れてもらいたい、あきらめてもらいたいと思っているに違いないのですから。
 それに抗して勝つための秘訣は、いつまでも忘れず、決してあきらめないことです。「ひるまず、忘れず、あきらめず」をモットーに、安倍政権の打倒に向けて今一度、アクセルを踏み込もうではありませんか。

 明日、全国革新懇の第38回総会が開かれ、私が開会のあいさつを述べることになっています。会場で、関係者の皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

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