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5月23日(水) 森友・加計学園疑惑と働き方改革についての『日刊ゲンダイ』へのコメントと若干の補足 [スキャンダル]

 〔以下の私のコメントは、森友・加計学園疑惑と働き方改革について22日発行の『日刊ゲンダイ』5月23日付に掲載されたものです。参考のために、アップさせていただきます。〕

 「安倍政権は1年以上、のらりくらりと問題を長引かせて、国民がモリカケ問題に飽きるのを待ち、『モリカケよりも国会で審議すべき重要な問題がある』と世論を誘導してきた。保身のために北朝鮮の危険もあおる。モリカケでにっちもさっちもいかなくなると、国難と騒いで国政選挙をやり、勝てば自身の疑惑はリセット。選挙に勝てば、やりたい放題することを分かっていながら、こういう姑息な手口を国民が容認してしまっている。これだけ疑惑まみれの政権には有権者も呆れているはずなのに、このところ、内閣支持率が微増しているのが、いい例です」(政治学者の五十嵐仁氏)

 「有権者の中には、モリカケにうんざりで“蕎麦は食べ飽きた”という人もいるかもしれない。しかし、安倍政権が財界の要望を受けてゴリ押しする働き方改革は、すべての働く人にとって切実な問題です。労働の価値は毀損され、正当な対価を得られないばかりか、命まで脅かされることになりかねない。安倍政権の働き方改革は、過労死が蔓延する労働環境を改善するようなフリをして、薬の代わりに毒を盛るようなシロモノだからです。
 財界と政権が結託し、目先の利益のために、労働力を非正規化して、過労死するまでコキ使おうとしている。“大企業栄えて民が滅ぶ”ような国に未来はありません。1%の支配層のための政治をしている政権をいまだ支持している30%以上の有権者には、破滅の自覚もないのでしょうか」(五十嵐仁氏=前出)

 加計学園疑惑については、愛媛県により新たな文書が公開されました。これについて、安倍首相は真っ向から否定しています。
「ご指摘の日に加計理事長と会ったことはない。念のため昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」と首相は述べていますが、その後、菅義偉官房長官は記者会見で「(官邸に入る際に氏名や面会相手などを記す)入邸記録は業務終了後速やかに廃棄される取り扱いとなっており、残っていなかった」と説明しています。残っていない「記録」をどうやって調べ、確認したのでしょうか。
 安倍首相としては否定するしかないのでしょう。認めれば虚偽答弁となり、責任を取らなければなりませんから。

 大相撲の取り組みを見ていて頭をよぎったのが、徳俵に足をかけて踏ん張っている安倍首相の姿です。いざとなったら、土俵を広げてまで居直るつもりなのでしょうか。
 もう「勝負あった」と言うべきでしょう。引導を渡すためには、声をそろえて「辞めろ」と叫ぶしかありません。

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