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8月9日(木) 翁長沖縄県知事のご逝去を悼むとともに辺野古新基地建設阻止の志を引き継がなければならない [在日米軍]

 今日は73年目の長崎原爆の日です。その前日に、沖縄の翁長雄志県知事逝去のニュースを聞くとは思いもよりませんでした。
 すい臓ガンが肝臓にも転移していたそうです。手術後の体力が低下しているなか、最後の力を振り絞って辺野古新基地建設の埋め立て承認の取り消しを発表し、米軍基地建設を阻むために力を尽くし命も使いつくしてしまったんですね。

 享年67歳ですから、私と同い年です。辺野古での米軍基地新設阻止に、文字通り、命を懸けたことになります。
 翁長さんのご冥福を、心からお祈りいたします。これからというときにこの世を去ることになり、無念だっただろうと思います。
 「基地建設を阻むために万策尽きたときには、私も妻と共に座り込む」という言葉を漏れ聞いていました。その志を、私たちが引き継がなければなりません。

 翁長さんの遺志を継いで米軍の新基地建設阻止を実現すること、そのために翁長さんの遺志を継ぐ後継者を知事として当選させることが、あとに残された私たちの使命です。同い年である私も、翁長さんの志を我がものとして、米軍新基地建設阻止のために力を尽くしたいと思います。
 私は、6月1日から4日まで沖縄に行き、辺野古での海上抗議行動に参加し、キャンプシュワブのゲート前での座り込みにも加わりました。今回は行かなければならないと思い立って全国革新懇の行動に参加したわけですが、「虫の知らせ」だったのかもしれません。
 遅ればせながら沖縄に行き、翁長さんの志を共有できたのは幸いでした。そして、辺野古の海の美しさを実感できたことも。

 海上を船で走り、この海を守りたいと切実に思いました。あくまでも青く澄み渡ったこの美しい海を。
 その思いを切り裂くように黒い護岸で四角く囲み、それを守るようにオレンジ色のフロートが囲み、周囲に警備のための黒いゴムボートが走り回っていました。間もなく、この護岸で囲まれた海中に土砂が投入されようとしています。
 中にある希少なサンゴは失われ、ジュゴンの餌となる藻場も消えていきます。手つかずの大浦湾側には活断層が走り、海底はマヨネーズのような軟弱地盤で工事は難しく、周囲には高さ制限を超えた建造物が建っているなど、数々の問題点は残されたままです。

 翁長さんは命を懸けて基地建設阻止の運動の先頭に立ってきました。その志を継ぐためにも50日以内に実施される知事選挙では、基地反対の立場に立つ候補者を当選させなければなりません。
 10数年後に完成したころには必要なくなってしまう可能性の高い「無用の長物」によって沖縄の美しい自然と社会が壊されてしまわないように。平和で友好に満ちた東アジアの未来を切り拓くためにも。

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