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8月21日(火) 「8・22 安倍改憲阻止 3000万署名合同宣伝行動」への参加を [社会運動]

 一昨日の夕方、ふるさと新潟への帰省から帰ってきました。昨日は直ぐに処理しなければならない急ぎの用が多く、このブログを書く余裕がありませんでした。
 一日遅れでの再開です。休みが終わったと思ったらやることが多く、すぐに全開での活動開始になりました。

 早速ですが明日、新宿駅西口で「8・22 安倍改憲阻止 3000万署名合同宣伝行動」が行われます。全国革新懇と東京革新懇の共催になります。
 私はこの両方の代表世話人を兼ねておりますので、参加しないわけにはいきません。「宣伝行動」は午後5時から開始です。
 その冒頭、午後5時2分から8分間、私もスピーチすることになっています。多くの方にご参集いただければ幸いです。

 去る8月8日、沖縄県の翁長雄志知事が急逝されました。すい臓がんの手術を行いその後の回復が懸念されていましたが、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。
 辺野古での米軍基地建設に反対して公務を続けていた途上での死去です。道半ばでこの世を去ることになったわけで、無念だったにちがいありません。

 法政大学を卒業され、享年67歳だったと言います。同じ67歳の同学年、学部は都立大学でしたが法政大学の大学院で学び、その後も法政大学に勤務して退職した私にとって、他人事とは思われません。
 8月9日付のブログ「翁長沖縄県知事のご逝去を悼むとともに辺野古新基地建設阻止の志を引き継がなければならない」にも書いた通り、道半ばで倒れた翁長さんの無念を我がものとし、ご逝去を悼むとともにその遺志を継いでいかなければなりません。
 22日の新宿駅西口での「宣伝行動」は以前から計画されていたものですが、翁長沖縄県知事の急逝によって、図らずも、その死を悼んで志を受け継ぐ決意を示す場になりました。ぜひ、多くの方が参集され、沖縄の闘いへの連帯を示していただきたいと思います。

 ところで、翁長知事の遺志を受け継ぐとはどのようなことなのでしょうか。それは具体的には、何を意味しているのでしょうか。
 その第1は、翁長さんの後継者として、同じ志を持ち翁長さんが命を懸けて取り組んだ辺野古新基地建設阻止の事業を受け継ぐことのできる人を、9月30日投・開票の県知事選挙で選ぶことです。翁長さんは死去前に後継候補を指名するテープを残しており、その1人が自由党幹事長の玉城デニー衆院議員(沖縄3区)で、もう1人が地元経済界の重鎮である呉屋守将さんでした。
 紆余曲折の末、玉城さんが出馬の意向を固め、呉屋さんが支援する「オール沖縄」の構図ができつつあります。何としても、自公推薦の候補を打ち破り、玉城さんの当選を勝ち取らなければなりません。

 第2は、辺野古での土砂投入などの工事をやめさせることです。政府は当初予定していた17日の埋め立て土砂の投入を延期する方針を固めました。
 台風接近などで作業が間に合わないことを踏まえた判断だとされていますが、本当は前倒しとなった知事選への影響を見極める狙いがあるからです。土砂投入を急いでいたのは、11月に予定されていた知事選前に既成事実化し、県民に諦めさせようと考えていたためでしょう。
 翁長さんは自らの死を賭して土砂投入をストップさせた形になりましたが、工事そのものが中止になったわけではありません。県知事選挙での「オール沖縄」候補の当選によって、建設計画そのものを葬り去る必要があります。

 第3は、安倍首相が狙っている9条改憲を許さず、北東アジアの平和と友好を実現することです。沖縄の新基地建設の口実となってきた北朝鮮の脅威は、南北会談や米朝首脳会談などによって大きく変化し、平和体制構築の可能性が高まりました。
 辺野古での基地建設や9条改憲の根拠が消滅しつつあると言うべきでしょう。それどころか、新基地建設や9条への自衛隊明記は、このような朝鮮半島をめぐる緊張緩和に逆行し、南北間の友好促進の足を引っ張ることになります。
 安倍首相の好戦的政策をやめさせることや9条改憲を阻むことも、安倍政権と闘い抜いた翁長さんの遺志を継ぐことになるのではないでしょうか。軍隊を必要としない平和な環境を生み出し、9条に基づく非軍事的な安全保障政策を推進することこそ、「基地の沖縄」から抜け出す最善の道なのですから。

 翁長知事の逝去によっても、安倍政権は新基地建設を推し進めようとしています。かたくなな態度を取り続ける安倍政権と対峙して命を懸けて反対し、志半ばでこの世を去られた翁長さんは、安倍政権に「殺された」ようなものではありませんか。
 安倍首相は自民党の総裁選で改憲を争点にし、次の国会で改憲草案を提出して発議しようとしています。秋の臨時国会は、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐっても改憲発議についても、大きなヤマ場となるにちがいありません。
 22日の宣伝行動と3000万人署名活動は、この秋の闘いへの出発点になります。辺野古での新基地建設反対、9条改憲阻止、安倍政権打倒を掲げて大きな世論のうねりをつくり出すために、新宿駅西口に沢山の方が集まられることを重ねて訴えます。

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