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10月1日(火) 「原発マネー」をめぐる「原子力ムラ」の醜い構図が明らかになった  [原発]

 「やっぱりなー」と思った人も多かったのではないでしょうか。関西電力の高浜原発をめぐる多額の「原発マネー」をめぐる不透明な流れが明らかになったからです。
 舞台となった高浜原発には、私も京都で開かれた学会の後、見学に行ったことがあります。海の近くで漁港や海水浴場に隣接していて驚きました。

 報道によれば、この原発の関連工事を請け負っていた建設会社から地元の町の元助役を通じて関西電力の経営幹部ら20人に約3億2千万円が支払われていたことが分かりました。このような形で原発マネーが還流していたというのです。
 電力会社、関連工事を請け負う建設会社、地元自治体は「原子力ムラ」の根幹をなしています。これに議員などの政治家、原発推進に協力する学者・有識者、司法でお墨付きを与える裁判官、原発擁護・推進の情報を発信する記者やタレントなども、この「原発ムラ」の住民に含まれます。
 今回はこの根幹部分が「原発マネー」で結ばれている構図が暴露されました。「原発ムラ」を形作る有力な手段が薄汚い「原発マネー」であることが明らかになったのです。

 お金を受け取っていた側は「一時的に預かった」と言い訳しています。返したから問題ないとでも言いたいのでしょうか。
 贈収賄事件が発覚した時に繰り返された「記憶にございません」という言葉を思い出しました。今度は「一時的に預かっていたにすぎない」という言い訳です。
 国税調査などによって見つからなければ、ズーっと「預かって」いるつもりだったにちがいありません。こんな言い訳が通用すれば、どんないかがわしいお金だって言い逃れできてしまいます。

 関西電力は有力者である元助役と関係の深い建設会社に仕事を発注し、その会社からキックバックを受けた元助役は関西電力の経営陣個人に対して3憶2千万円の金品を送っていました。建設会社は急成長し、元助役や経営陣は私腹を肥やしていたというわけです。
 その原資は利用者から徴収された電気料金です。それが原発という必要でもない危険な施設につぎ込まれ、その一部が関係者の懐に入っていたことになります。
 福島の原発事故によって肉親を失ったり故郷を追われたりして今も避難生活を続けている人々は、どのような気持ちでこのニュースを聞いたでしょうか。きっと、腸が煮えくり返るような強い憤りを覚えたにちがいありません。

 全容の解明はこれからです。誰が、いつ、何を、どれくらい受け取ったのか、詳細は不明なままです。
 関西電力内の原発部門以外にも金品を受け取った人がいたのかも分かっていません。原発を抱えている関西電力以外の電力会社に、このような例があるのかについても調査する必要があるでしょう。
 それに、政治家の関与が疑われます。元助役はお世話になっているから資金を提供したと言っていたそうですが、お世話になっている政治家にもカネが流れたと考えるのが自然ではないでしょうか。

 この件について菅原一秀経産相は「言語道断」だと言っていますが、選挙で「脱原発」を唱えて当選したのに経産相になって「原発ムラ」の住民となった途端に「将来的に考えても現実的ではない」と裏切ったことこそ「言語道断」です。その菅原さんも公選法違反の疑いのある政治献金を受け取っていたのに、「返したから問題ない」と居直っているじゃありませんか。
 それに、原発企業である日立の会長である中西宏経団連会長は「八木さんも岩根さんもお友達なのでうっかり変な悪口も言えないし良いことも言えない」とコメントしています。「原発ムラ」の住民は、こんな人ばかりです。
 諸悪の根源は、原発という危険で不必要な「金食い虫」にあります。再稼働を許さず稼動している原発を停止させ、一日も早く「脱原発」を実現するべきでしょう。

 なお、以下のような講演などが予定されています。関係者の方やお近くの方に足を運んでいただければ幸いです。

10月5日(土)午後2時 佐原中央公民館:千葉県香取革新懇
10月7日(月)午後6時半 あーちぷらざ:板橋革新懇
10月12日(土)午後1時45分 盛岡市ユートランド姫神:労働者教育協会東北ブロック
10月14日(月)午後1時半 秩父梁山泊:コミュニティユニオン東京
10月20日(日)午前9時 兵庫県民会館:革新懇全国交流会分散会
10月24日(木)午後6時半 幸市民館:川崎市幸区革新懇
10月27日(日)午後12時 アルカディア市ヶ谷:松田さんを支える会50周年記念総会

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