SSブログ

10月27日(日) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』10月27日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「最初から怪しい正体は割れていた メロン大臣起用の国民愚弄」

 菅原の経産相就任から辞任の経緯をたどると、こんな人事でも野党やメディア、さらには主権者の国民も騙せると踏んでいた政権側の想像を絶する思い上がりが浮かび上がる。法大名誉教授の五十嵐仁氏はこう言った。

 「十数年にわたって票をモノで釣るような行為が常態化していた政治家を平気で大臣に据えるとは、国民を見くびっているとしか思えません。菅原氏の『金品とは現金という認識だった』とのフザケた答弁からも、たとえバレてもウソとゴマカシで逃げ切れると踏んでいた節すらある。7年近くに及ぶ長期政権の緩みとおごりの表れです。しかも経産省は関電の高浜原発に絡む金品受領問題や、韓国との貿易問題など課題山積。かような人物に関電問題の幕引きを担わせたのは、あまりにも悪辣です。台風19号の被害からの中小企業の復旧や復興支援も始まったばかりで、経産相の突然の辞任で被災地支援も停滞しかねません。これまで以上に安倍首相の任命責任は重いのです」

 「ひとたび大臣の醜聞が噴出しても、安倍政権は早めに辞任させれば、国会に呼ばれず野党の追及をかわせると踏んでいます。メディアが騒ぐのも大臣の辞任直後の数日だけで、後は政権に忖度して話題にせず、国民もすぐに忘れると甘く見ているのです。実際に国民も物わかりが良すぎる。いくら政権がやりたい放題でも支持率はなかなか落ちません。この負の循環を止めるには、国民も厳しい視線で安倍首相の任命責任を徹底追及するしかありません」(五十嵐仁氏=前出)

 安倍の国民愚弄を考えれば、チンピラ大臣の任命責任だけでは済まない。舐められっ放しの国民は早急に内閣総辞職を迫るしかない。

nice!(0) 

nice! 0