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8月22日(日) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』8月22日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「医療崩壊は歴然 “早産子供死”菅政権はなぜ総辞職しないのか」

 厚労省のアドバイザリーボードの試算によると、東京の重症病床の使用率は8月下旬には100%に達し、そのまま10月上旬まで満床が続くという。多くの国民は「いま感染したら大変だ」と、怯えているのではないか。実際、感染してしまったら誰もが「自宅死」しかねない状況である。

 しかし、先進国のこの日本で9万人以上が必要な医療を受けられず自宅で放置されているなんて、どう考えてもおかしい。

 全ての責任が菅首相にあるのは、もはや明らかだ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

 「日本の医療体制が決壊したのは、保健所や医療機関の問題ではありません。
 終始、楽観論を口にしてきた菅首相に全責任がある。これまで菅首相はなんと言ってきたか。『先手先手で予防措置を講ずる』と胸を張り、『人流は減っている』と説明し、『重症者は入院してもらう』『中等症でも重症リスクのある人は入院』と国民に約束していた。『国民の命を守るのが国の責任、最優先』とも豪語していた。しかし、すべて大嘘だった。もし、一つでも本当だったら、ここまで医療は崩壊しなかったはずです。要するに、なにもしてこなかったということ。千葉県の妊婦が早産した子供が亡くなっただけでも、菅首相は責任を取って退陣すべきです」


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