SSブログ

9月10日(金) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』9月10日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「国民は辟易 馬脚を現した河野太郎、悪相になった石破茂」

 ワクチン対応そっちのけで、実績ゼロの薄っぺらな人物が「新総裁の最右翼」とは悪夢のような展開である。

 無批判に「改革派」の印象を垂れ流すメディアがつくり上げた「うわべの人気」にホイホイ乗っかる自民党内も正気を失っている。

 総裁選の投票権を持つ議員383人のうち、衆院議員は275人。その約45%に当たる126人が当選3回以下だ。選挙基盤が弱い彼らにすれば総選挙を間近に控え、勝てそうな「顔」なら誰でもいい。無定見な我利我利亡者の群れに派閥の締め付けは利かず、生き残りしか頭にない“若手”に担がれ、イキがっている河野のオメデタさ。

 こんな狂った状況に改革派を自称する石破もなびくのか。改革派とは程遠い二階幹事長の支持を得ようとしたり、エセ改革派の河野支持に回ろうとしたり。右往左往のたび、悪相になり、それに磨きがかかっている印象だ。

 「新総裁を目指す自民党議員のうち、9年にわたる安倍・菅政治を否定してきたのは石破氏だけ。今回の総裁選でも筋を通さなければ存在価値を失い、総理のイス欲しさにブレれば自己否定につながる。かつての国民の支持はどんどん離れるだけです。出馬に向け党内の支持を得られなければ、自民党は異論を許さない、それまでの政党でしかないということ。『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 石破がブレれば総裁候補たちは見た目は変われど、中身はしょせん、安倍・菅の生き写し。国民無視の権力亡者どもには、もう辟易だ。

nice!(0) 

nice! 0