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11月4日(木) 『しんぶん赤旗』に掲載された談話 [コメント]

〔以下の談話は『しんぶん赤旗』11月3日付に掲載されたものです。〕

 総選挙結果 私はこう見る

 民意は「安倍・菅継承ノー」

 総選挙の結果が示すのは、「安倍・菅政治の継承はノーだ」というコロナ失政を踏まえた国民の意思です。
 岸田首相は選挙戦で「新自由主義」を批判し、安倍・菅政治を受け継ぐと言えず、争点隠しに終始しました。それでも甘利明幹事長をはじめ有力議員が続々落選。野党の惜敗率80%以上の選挙区は53に上り、「辛勝」に他なりません。岸田新政権に打撃を与えるものです。
 一方、日本維新の会も、必死に自公政権との対決姿勢を強調。結果は、野党共闘が試行錯誤をしている中で、自民党にお灸を据えたいという有権者からの「一時的な得票」だと言えます。
 しかし岸田政権も維新も、気候危機やジェンダー問題には無関心、大企業優遇で庶民には自己責任、軍事費膨張の路線であり、本質的には安倍・菅政治の継承です。早晩、国民の願いとの間でジレンマに陥らざるを得ません。
 国民の期待を担えるのは市民と野党の共闘しかありません。野党共闘は各選挙区で接戦を作り出し、その有効性が示されました。
 一方、得票の結果には、国民の中での「今回の選挙で政権交代してもいいのか」との不安や戸惑いが垣間見えます。新政権を担うだけの政権論を国民によく説明し、浸透させ、どんな状況でも共闘を機能させられる〝本気の共闘〟の構築が、今後の教訓です。

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