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5月24 日(火) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』5月24 日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「首相も大メディアも大ハシャギ 異様なバイデン大統領の来日狂騒」

 米大統領の来日に合わせ、東京都心の警備は厳戒態勢が続いている。交通規制が敷かれ、警察官1万8000人を動員して警戒中だ。

 岸田も万全の“おもてなし”態勢を整えるべく、22日午後2時から2時間ほど、公邸で官邸や外務省の幹部と詰めの打ち合わせを行っていた。23日の首脳会談では、GDP(国内総生産)比2%を念頭に防衛費を大幅に増額する意向を伝える予定だ。

 「ロシアによるウクライナ侵攻を背景にした今回の米大統領来日で確認される事項は大きく3つ。日本の防衛費増額、対ロシア制裁とウクライナ支援、クアッドやIPEFによる中国包囲網です。そのすべてが米国の国益に関することであり、日本政府は盲目的に従う姿勢を示すわけです。日本にとってどういうプラスがあり、何がマイナスかという議論はまったくないまま、無条件に米国に隷従する。それを大メディアは日米同盟の結束強化などともてはやし、さも素晴らしいことのように喧伝する。それを真に受けた国民が対米追従政権を支持するという構図です。自国の利益を度外視して米国に従うのが正義だなんて、政府もメディアも植民地根性がしみついているとしか思えない。他国首脳が米軍基地から入国して、我が物顔で首都上空をヘリで移動するのをありがたがって報道している。こんなバカげた話はありません」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)


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