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11月2日(水) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ11月2日付に掲載されたものです。〕

*記事「岸田首相には致命的…内閣不支持理由「指導力がない」増加で短命だった菅政権に酷似」

「何がしたいのかわからない」

 国会で118回もの虚偽答弁をするなど「人柄が信頼できない」安倍元首相だったが、憲法改正や安保法制、アベノミクスなど、その是非は別として「これをやりたい」という明確な方向性はあった。菅前首相は、就任直後にトップダウンで「携帯電話料金引き下げ」を決断するなどしたが、新型コロナ対応が後手に回り、世論に「指導力なし」と判断された。

 「岸田首相の場合は、何をやりたいのか、何を目指しているのかよくわからない、ということでしょう。『新しい資本主義』で新自由主義から転換するのかと思ったが、結局、これまでの経済政策を続けている。安倍氏がいなくなっても、自らの目指す方向性を出さない。平時ならまだしも、円安物価高など大変な時に不適任です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 岸田首相について「何がしたいのかわからない」という声は、自民党議員を含む永田町のあちらこちらからも聞こえてくる。

 「そのくせ国葬や 内閣改造前倒しなど決断力を見せると、ことごとく裏目に出る。どうせなら、『統一教会問題で徹底的に膿を出す』『アベノミクスと決別する』など、最大派閥の安倍派を敵に回すくらいのことをして指導力を発揮した方が、支持率が上がると思いますけど」(野党議員)

 指導力のないリーダー。外交・経済・内政と危機の時代に、一国の首相としては致命的だ。


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