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8月9日(金) 『しんぶん赤旗』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『しんぶん赤旗』8月8日付に掲載されたものです。〕

 献金業界融通する自民政治

 自民党がもっている〝宿痾〟の一つが金権化です。それには自民党政治の構造と国会議員の意識という二つの背景があります。
 自民党は大企業べったりで、財界に頼りきって政治を運営してきました。当然のように企業に対して献金を求め、裏金をつくる。それを選挙などでばらまいて権力を維持する構造ができています。
 岸田首相は「自民党の政策判断は献金には左右されない」と言いますが、政治の実態を見ればそうでないことが分かります。大手の製造業や金融業は政策的に支援されています。一方で、教育、保育、介護など福祉への政策支援は不十分です。自民党への献金で手厚く保護され、支援されている業界と、そうではない業界にわかれているのです。
 意識の点でも、裏金事件への対応を見ると、倫理規範、順法精神が腐ってしまっていると言わざるを得ません。個々の政治家の堕落には、安倍政権以降顕著になった憲法軽視、民主主義破壊、ルール無視が影響していることは間違いないでしょう。

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