10月6日(日) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]
〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』10月6日付に掲載されたものです。〕
*記事:石破新首相ウソ重ね、新たな裏切りのニオイぷんぷん…持論「党首討論は最低2時間」もウヤムヤ
予算委軽視の姿勢は許しがたいが、党首討論の充実は御説ごもっともではある。
ただ、総裁選後のこの1週間、石破首相の手のひら返しは枚挙にいとまがない。選挙中は「本当のやりとりは予算委」とか言いながら、それをすっとばして内閣発足から戦後最短となる8日での解散を表明。裏金議員の公認について「議論を徹底すべきだ」とのスタンスだったはずが、公認の方針へ急旋回。現行の健康保険証の廃止見直しに言及したのに、フタを開けてみれば廃止は既定路線だ。「党首討論は最低2時間」も信用ならない。
「総裁選が薄氷の勝利だったゆえに、党内融和路線を敷かざるを得ず、『党内野党』として主張してきたことは何ひとつ守れない。今のままでは『ウソつきの石破』とのイメージが定着し、ただでさえご祝儀感に乏しい内閣支持率は下がる一方でしょう」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
振り返れば、石破氏の政治人生は「裏切り」の連続だった。1993年に細川連立政権が誕生し、自民党が下野した際には離党して新党へ参加。麻生内閣では閣僚ながら「麻生おろし」に加担し、蛇蝎のごとく嫌われている。まったく、唯一といっていい支持基盤の国民まで裏切ってどーする。
*記事:石破新首相ウソ重ね、新たな裏切りのニオイぷんぷん…持論「党首討論は最低2時間」もウヤムヤ
予算委軽視の姿勢は許しがたいが、党首討論の充実は御説ごもっともではある。
ただ、総裁選後のこの1週間、石破首相の手のひら返しは枚挙にいとまがない。選挙中は「本当のやりとりは予算委」とか言いながら、それをすっとばして内閣発足から戦後最短となる8日での解散を表明。裏金議員の公認について「議論を徹底すべきだ」とのスタンスだったはずが、公認の方針へ急旋回。現行の健康保険証の廃止見直しに言及したのに、フタを開けてみれば廃止は既定路線だ。「党首討論は最低2時間」も信用ならない。
「総裁選が薄氷の勝利だったゆえに、党内融和路線を敷かざるを得ず、『党内野党』として主張してきたことは何ひとつ守れない。今のままでは『ウソつきの石破』とのイメージが定着し、ただでさえご祝儀感に乏しい内閣支持率は下がる一方でしょう」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
振り返れば、石破氏の政治人生は「裏切り」の連続だった。1993年に細川連立政権が誕生し、自民党が下野した際には離党して新党へ参加。麻生内閣では閣僚ながら「麻生おろし」に加担し、蛇蝎のごとく嫌われている。まったく、唯一といっていい支持基盤の国民まで裏切ってどーする。
2024-10-06 06:39
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