五十嵐仁の転成仁語
5月23日(木) 日本はなんて恥ずか..

知事に大阪市長。昨今、日本とその東西を代表する人物の「暴言」が相次いで非難された。言葉の内容からは当然ともいえるが、問題の所在はもう一段深そうだ。というのも、いずれの発言も海外のメディアや政府の指摘により「炎上」したからだ。裏を返せば、国内の自浄作用は働かなかった。私たちメディアの責任もあるだろう。原因と改善策を識者の皆さんに聞いた。

 これも、まさに指摘されているとおりでしょう。ここに挙げられていませんが、もう1人、石原慎太郎前東京都知事もいます。
 日本の恥を海外にさらしている4悪人というところでしょうか。同じ日本人として、誠に恥ずかしく、情けない限りです。
 安倍晋三首相は、「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない」と先の戦争について弁解し、石原慎太郎前都知事も「あの戦争が侵略だと規定することは自虐でしかない」と居直っています。また、猪瀬直樹都知事は、「イスラムの国々というのは、彼らが共有しているのはアラーの神だけで、互いに争いばかりしている」と言って国際社会から批判され、橋下徹大阪市長は「慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と暴言を吐き、沖縄駐留米軍の司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」とアドヴァイスして顰蹙を買いました。
 責任ある地位の人々が、このような暴言・妄言を吐き、東京の新大久保では在日韓国・朝鮮人を侮蔑し脅迫するようなデモが繰り返されている。外国人が見たり聞いたりすれば、「一体、この国はどうなってしまったんだ」と思うことでしょう。

 これらの有力政治家の暴言・妄言は決して許されず、謝罪して撤回し、公職から退くべきです。同時に、『東京新聞』が指摘するように、「いずれの発言も海外のメディアや政府の指摘により『炎上』した」もので、「国内の自浄作用は働かなかった」という事実も無視できません。
 私は、3人の方と共に『テレビはなぜおかしくなったのか』という共著を高文研から出しましたが、「おかしくなった」のは、テレビだけではありませんでした。日本のマスメディア全体がおかしくなってしまったようです。
 また、これらの人々が選挙で選ばれているという点も重要です。最終的には、これらの人々を
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(報道)13-05-23 06:25


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