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9月12日(火) 安倍9条改憲NO!全国市民アクションによる3000万人署名運動の成功を [憲法]

 安倍9条改憲を阻止するための署名活動が始まりました。3000万人を目標とするこの署名運動の成功を呼びかけます。
 日本の人口は今、1憶2000万人強です。その約4の1の3000万人の署名を集めようというわけですから、非常に大きな目標を掲げたことになります。

 9月8日に中野ゼロホールで開かれた実行委員会のキックオフ集会には私も参加しました。1500人が集まってホールに入れなかった人も出たようですが、発起人の皆さんの訴えや松元ヒロさんのミニ・ライブなどもあって大いに盛り上がりました。
 翌9日に飛行機で北九州に飛んで「レインボープラザ」で開かれた北九州革新懇の総会で講演し、終わってすぐに小倉駅まで送っていただき、新幹線で新大阪まで戻りました。駅近くのビジネス・ホテルで一泊し、翌10日には新幹線で東京駅に出て、千葉県の長津田を経由して新京成線の薬園台という駅に降り、習志野駅との間にある千葉土建船橋習志野支部会館での船橋革新懇の総会で講演しました。
 大変な移動距離です。安倍9条改憲をめぐる激突の時代が始まり、このような形での強行軍の講演も増えてきました。

 5月3日の憲法記念日に安倍首相は9条の条文をそのままにして自衛隊の存在を書き込み、2020年には改正施行したいという改憲構想を明らかにしました。その後、東京都議選での歴史的な惨敗や内閣支持率の急落によって潮目が変わったため、低姿勢に転じて内閣改造による局面の転換を図りました。
 8月3日には、第3次安倍第3次改造内閣が発足しています。「ダイサンジ」が二つも重なった新しい内閣の出発でした。
 大きな「惨事」が起きそうな内閣が発足したわけですが、その中心は9条改憲の目論みです。新内閣の発足に当たって安倍首相は「スケジュールありきではない」と表明して国民の不安を和らげようとしていますが騙されてはなりません。

 アベ暴走に対する「逆風」が強まってきたために、一時的に頭を下げ低い姿勢で乗り切ろうとしているだけです。足元を見れば、9条改憲に向けての歩みは止まっていません。
 事実、自民党の高村副総裁は8月29日に横浜市内で講演し、先ず今秋の臨時国会に自民党の改憲案を取りまとめ、来年の通常国会に原案を提出して衆参両院の憲法審査会で議論した上で発議に持ち込みたいとの考えを表明しました。また、9月6日夜(日本時間7日未明)、訪問先のイランの首都テヘランで、10月の衆院トリプル補選の勝敗が党内の憲法改正論議や衆院解散戦略に与える影響はなく、自民党改憲案策定は10月下旬以降に「条文形式で示したい」と言明し、来年の通常国会で憲法改正の発議を目指す考えを改めて明らかにしています。
 自民党の憲法改正推進本部は今日、約1ヵ月ぶりに議論を再開して安倍首相の改憲案をめぐる論点を整理するなど、改憲スケジュールはいささかも変更されていません。ここには、一方で安倍首相が低姿勢を示して国民を油断させ、他方で高村副総裁が改憲に向けての実務を指揮して着実に前進を図るという任務分担が見られます。

 マスコミには安倍9条改憲が難しくなったかのような報道もなされています。しかし、安倍首相の「死んだふり改憲」に騙されてはなりません。
 確かに、潮目の変化によって当初の目論見通りに9条改憲を強行することが難しくなったことは事実です。しかし、高村副総裁の言葉にも明らかなように自民党は改憲の目論みを諦めたわけではなく、そのスケジュールが変更されたわけでもないのです。
 これからも安倍首相は「反省」を口にし、国民を惑わせて反対運動の勢いを弱めようとするかもしれません。しかし、何回も口にしてきた「反省」の言葉を一度として実行したことのないのが安倍首相でした。

 自ら実行しないのであれば、実行しなければならないところにまで私たちが追い込んでいかなければなりません。そのための大きな武器となり力となるのが、「安倍9条改憲NO!」を掲げた3000万人署名です。
 「安倍9条改憲NO!」というのは改憲や9条の変更一般に反対するのではなく、それには賛成する人であっても安倍首相が今行おうとしている9条の改憲には反対だというのであれば署名していただこうということで、書名運動の焦点を絞ったものです。憲法9条の1項と2項を空文化させ日本を「戦争する国」「戦争できる国」に変えようとする安倍首相の野望を打ち砕くために、3000万人署名への協力とその成功を訴えたいと思います。

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