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4月2日(月) 森友事件の真相を解明し安倍政権打倒に向けてさらなる追撃を [スキャンダル]

 佐川証人喚問とはいったい何だったのかが問われています。真相を解明するためではなく、隠ぺいに手を貸すための喚問だったように見えます。

 佐川さんは「訴追の恐れがある」ということで証言拒否を連発しました。その対象となった質問の全てについては、「罪になる可能性がある」ということを白状したようなものえです。
 元の決裁文書に記載されていた昭恵さんの名前を見たかどうかという質問にさえ答えませんでした。昭恵さんの存在そのものが、「森友事件」の核心であったことを示す決定的な場面だったと言うべきでしょう。
 これを聞いた共産党の小池書記局長の尋問は、今回の証人喚問の白眉でした。衆院での宮本議員の質問も核心を突くもので、共産党の質問時間があまりにも短かったのが残念でなりません。

 昭恵さんが関わっていた名誉職について教育関連のものを聞かれた安倍首相は、瑞穂の国小学院の名誉校長と御影インターナショナル子ども園の名誉園長の二つだったことを明らかにしました。前者は森友学園の経営するもので、後者は加計学園系列のものです。
 まさに、昭恵さんが森友・加計学園疑惑の中核に位置していることを示す象徴的な事実にほかなりません。このような昭恵さんの存在があったからこそ、官僚は忖度して数々の特別扱いを行ったのではないでしょうか。
 森友学園事件では、昭恵さん付きの秘書役の谷さんを通じて具体的な働きかけを行っていたことも明らかになっています。安倍首相言うところの「関係していた」ことは否定できません。

 安倍首相は3月19日の参院予算に員会での答弁で、「私と妻が(売却額を)安くしてくださいと関与しているのであれば、国会議員を辞するに値すると私は信念として申し上げた」と答弁しました。ここには二つの誤魔化しがあります。
 昨年の2月17日の答弁では、「関係していれば」と答えたのであって「安くしてくださいと関与しているのであれば」と言ったのではありません。また、「総理大臣も議員も辞める」と答えたのであって、「辞するに値する」と言ったのではありません。
 この二点で、安倍首相が逃げ道を作ったのは明らかです。以前の答弁では追い詰められてしまうかもしれないと恐れたからでしょう。

 証人喚問での佐川さんは、真相の解明ではなく隠蔽に手を貸す姿勢を明確にしました。これほどに安倍「一強」の「毒」が、政官界の隅々にまで回ってしまっているということになります。
 佐川さんは昨年の国会で偽の答弁を行い、それとは矛盾する決裁文書の改ざんに協力し、証人喚問でも偽証した疑いがあります。三重に罪を犯したことになり、その責任は重大です。
 元官僚とはいえ、前川さんのような方もおられました。その対極に位置する悪しき典型となったのが佐川さんです。

 野党6党は国会内で院内集会を開いて昭恵さんなど関係者の証人喚問と衆院予算委員会の集中審議を求めました。決定的なのは、野党の連携と世論の動向です。
 戦後最低で最悪、異常で劣悪な安倍政権によって国政の土台がぶっ壊されてしまいました。これを立て直して立憲主義と民主主義を回復し、憲法を守り憲法に基づく政治を再生するために、安倍政権打倒に向けて森友・加計学園疑惑の真相解明による追撃を強め、さらに追い込んでいかなければなりません。

 なお、今月も以下のような講演が決まっています。お近くの方や関係者の方に沢山おいでいただければ幸いです。

4月1日(日)14時 志木市ふれあいプラザ:志木9条の会
4月7日(土)13時30分 長野市ホテル信濃路:長野革新懇
4月21日(土)14時 昭島市革新懇
4月24日(火)18時30分 男女平等センター:文京革新懇

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