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4月9日(火) 衆院補選の告示に際し沖縄3区と大阪12区での野党統一候補の当選を訴える [選挙]

 統一地方選挙の前半戦では、私と個人的に関わりのある2人の候補者に注目していました。その2人が共に当選し、大変嬉しく思っています。

 その1人は、鳥取県議選の鳥取市区で日本共産党から立候補した市谷知子さんです。市谷さんは私のゼミ卒業生のパートナーで、その縁から鳥取まで応援に行ったことはこのブログにも書きました。
 市谷さんはすでに3期12年のキャリを持つベテランです。選挙の結果は、定数12人のうちの5番目で当選となりました。
 鳥取でのもう1人の共産党県議だった錦織陽子さんは、残念ながら当選できませんでした。定員9人の米子市区から立候補しましたが、10番目の次点に終わっています。

 私が注目していたもう1人は、政令市議選の川崎市で川崎区から立候補していた後藤真左美さんです。後藤さんは、学生時代に私の自主ゼミに顔を出していました。
 以前、県議選の候補者として立候補したこともありましたが、残念ながら当選できませんでした。今回は、市議への挑戦ということで日本共産党から立候補し、定員9人の川崎区で7番目に当選しています。
 市谷さん、後藤さん、当選おめでとうございます。今後のご活躍に期待しております。

 ということで、いよいよ統一地方選も後半戦に突入です。その投票日である21日には、もう一つの注目すべき国政選挙が投開票されます。
 それは、沖縄3区と大阪12区での衆院補欠選挙です。その結果は、夏の参院選の行方を占うものとして大きな意義を持っています。
 今年と同じ「亥年選挙」となった2007年、第1次安倍政権は春の統一地方選挙を乗り切ったものの同時に実施された参院の2補選で1勝1敗となりました。この後の終盤国会で「消えた年金」問題や金銭疑惑で追い込まれた松岡農水相の自殺など閣僚の不祥事が続発し、5月には内閣支持率が逆転して不支持が多くなり夏の参院選で惨敗しています。

 これもあって、9月の臨時国会開会直後に安倍首相は病気を理由に退陣に追い込まれました。つまずきの始まりは、参院補選での取りこぼしだったかもしれません。
 今回も、統一地方選挙の前半戦は何とか乗り切ったように見えますが、後半戦や衆院補選の結果次第で、その後の参院選は予断を許さなくなります。そのためには、国政選挙である衆院補選の結果が極めて重要になるでしょう。
 すでに沖縄3区では、「島売りアイ子」と言われている自民党候補と「オール沖縄」の統一候補であるヤラともひろ候補との一騎打ちの構図が出来上がっています。大阪12区では、無所属で出馬し、日本共産党、自由党、社民党大阪府連の推薦を受ける宮本たけし衆院議員を自主投票の立憲民主党や国民民主党も推薦に加わることで市民と野党の統一候補とし、勝利を目指すことが必要です。

 この二つの補欠選挙の帰趨は、候補者を出している政党だけでなく他の野党にも極めて大きな影響を与えることでしょう。また、市民と野党の共闘の行方にとっても重大な意義を持っています。
 その衆院補選が今日、告示されました。沖縄3区と大阪12区の補選での野党統一候補の当選を訴えたいと思います。
 とりわけ、「維新旋風」が吹き荒れた大阪12区での補選が重要です。以下に、大阪12区四條畷・寝屋川・大東市民連合(大阪12区SND市民連合)が4月4日に発表した「衆議院補選で安倍政治を終わらせるための声明―市民と野党の本気の共闘で歴史的な闘いを」を紹介しておきましょう。

 全国で激しく闘われている統一地方選挙の後半戦と同時に、大阪12区と沖縄3区では衆議院議員補欠選挙が闘われます。
 大阪12区SND市民連合は、安倍政治と維新政治を終わらせるために、3月24日集会を開き、「市民と野党が力を合わせ新しい政治を実現する」ことを確認しました。

 3月31日、日本共産党・志位委員長が記者会見を行い、「安倍政権に退場の審判を下す本気の共闘を成功させるために、宮本岳志衆議院議員が辞職し、無所属で出馬すること、日本共産党結党以来初めてのことです」と発表し、全国に衝撃を与えました。宮本議員は「沖縄3区と並んでここ大阪12区で市民と野党の共闘で『安倍政権さよなら』ののろしを上げる、野党共闘の命運がかかった選挙です。なんとしても勝利する」と決意を表明されました。

 私たち大阪12区SND市民連合は、宮本さんの勇気ある決断に心から賛同し、必ず宮本さんの勝利のために全力でたたかい抜くことを決めました。すでに沖縄3区では、オール沖縄が押す屋良朝博さんが、県民投票で示された民意を無視して土砂投入を進める安倍政権に断固とした抗議の意志を示すと共に、勝つまであきらめない新しい闘いの出発点、絶対に勝たなければならない選挙戦が推し進められています。

 大阪12区でも「オール沖縄」と固く連帯し「本気の共闘」で、嘘と欺瞞で、民主主義と国民の暮らしを根底から揺るがしてきた安倍政権を終わらせるために、宮本岳志さんを何としても国会に押し上げる決意です。はじめての市民が主体の歴史的な選挙になります。新しい政治の扉を開くかつてない闘いに、全国の皆さんのご支援、ご協力を心からお願い致します。


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