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11月10日(日) 共産党の田村議員が暴露した「サクラを見る会」のおぞましい実態 [国会]

 すごいですね。やりましたね。共産党の田村副委員長による参院予算委員会での質問です。
 国会議員の質問はこうでなくちゃ。「文春砲」真っ青の威力があったのではないでしょうか。

 年々参加者と予算が増えて、疑惑がもたれていた安倍首相主催の「サクラを見る会」でした。多くの国民は「何かあるんじゃないか」とうすうす感づいていたと思います。
 田村議員の質問で、そのおぞましい実態が明らかになりました。安倍首相の後援会の年中行事と化していたのです。
 山口県の850人もの後援会員がバスを連ねて前日から上京し、安倍首相を交えてホテルで「前夜祭」を開いていたというのですから。当日もバス17台で会場の新宿御苑に行き、開門前に特別に中に入って記念写真を撮っていたといいます。

 「サクラを見る会」の招待客は「各界の功労者」のはずです。しかしてその実態は、「各界の安倍応援団」の招待であり、自民党議員の後援会員の接待だったのです。
 しかも、飲み食いするお金は国民の税金です、今年は予算の3倍にもなり、来年はそれに合わせて一挙に増額しました。
 首相主催の「サクラを見る会」は、実は安倍首相を応援する「サクラを増やす会」だったのです。その実態が明らかになるたびに、委員会室には大きなどよめきが起きました。

 それにしても、共産党と『しんぶん赤旗』の取材力は大したものです。安倍後援会の参加者に取材して話を聞き、実態を暴露しました。
 この会に招待された安倍後援会員は850人もいます。全体では1万8000人も参加しています。
 この人たちは皆、田村さんが質問した会の実態をご存知のはずです。有名タレントを含めて、これからだって沢山の証言が出てくるでしょう。

 委員会での質疑で醜態をさらしたのは、安倍首相の代わりに答弁に立った官僚です。セキュリティとプライバシーを盾に、首相を守ろうとする姿が分かりやすい形で示されていました。
 安倍官邸による官僚支配の実態が、またもや明らかになったということでしょうか。奉仕するべき相手は官邸なのか国民なのかが、またしても問われているということになります。
 私費で飲ませ食わせすれば公選法違反の買収になるけれども、国費で大々的に公然と行えば問題ではないということがまかり通っているわけです。それがおかしいと思わないのでしょうか。

 安倍後援会以外にも、稲田朋美「地元福井の後援会」、世耕弘成「地元女性支援グループ」、松本純「後援会」、萩生田光一「後援会の常任幹事」などの参加者もいたそうです。安倍首相とその親衛隊による「サクラを見る会」を利用した支持者の慰労や接待にほかなりません。
 まさに「安倍一族」による国政の私物化ではありませんか。ここまで腐りきっている安倍政権に、大きな怒りを覚えます。

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