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1月7日(火) トランプ大統領の戦争挑発に反対し自衛隊の中東への派遣を中止せよ [国際]

 こんな愚かな大統領を、なぜアメリカ国民は選んでしまったのでしょうか。今回のイランに対する挑発行動を見て、改めてそう思いました。
 選挙は怖い。こんな狂人を大統領にしてしまうのですから。
 今たたかわれている八王子市長選や京都市長選でも、誰が市長になるかで市政の方向や市民の生活は大きく左右されます。間違いのない選択によって、平和と生活を守らなければなりません。

 トランプ大統領の命令によって、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官がイラクで暗殺されました。遺体はイランに送られ、首都テヘランでの葬儀には数百万人の市民が参列して「アメリカに死を」と叫んだそうです。
 この司令官は「国家的英雄」で、いわば「中東のゲバラ」のようなカリスマ性と親しみをもたれていたといいます。その人物が、国際法に反する無法なやり方で米軍に殺害されてしまいました。
 アメリカに対する敵意と憤激は中東全土を覆っています。トランプ大統領はアメリカ国民の生命を守るためだったと言っていますが、イランとの核合意から勝手に離脱して対立を高めたのはトランプ大統領自身ではありませんか。

 アメリカという国は、またもや愚かな歴史を繰り返そうとしています。ベトナム戦争の口実とされたトンキン湾事件は、アメリカによるでっち上げでした。
 イラクに対する攻撃も、大量破壊兵器を開発して保有しているという口実は、全くの「濡れ衣」でした。虚偽の理由でフセイン大統領は殺害されたのです。
 ベトナム戦争、イラク戦争、アフガン戦争で多くの人命が失われ、送りこまれたアメリカの青年は自国の政府による誤った政策の犠牲になりました。

 このような過去の間違った戦争に対して、日本政府は一度もストップをかけようとはせず、出撃基地や補給、休養の場として全面的に協力してきました。アメリカの過ちに追随し、戦争での人殺しに手を貸してきたのです。
 今回も、安倍政権は中東地域に自衛隊の艦船を派遣してトランプの過ちに手を貸そうとしています。派遣を決定した時から情勢は変わり武力衝突に巻き込まれる危険性は格段に高まっていますから、直ちに中止するべきです。
 このままでは、中東地域全体を舞台にした大きな戦争が始まるかもしれません。トランプ大統領やイラン政府に対して、戦争を始めるな、外交で問題を解決せよ、核合意に復帰せよと働きかけなければなりません。

 武力に訴えても問題は解決されるどころかかえって混乱を拡大し、犠牲を増やすだけだというのがこれまでの経験ではありませんか。アメリカとイランの対立も、戦争ではなく外交でしか解決できません。
 今こそ歴史の教訓に学ぶべきです。第3次世界大戦の恐れありとも言われている「中東大戦争」の引き金を引かないためにも。

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