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8月4日(火) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』8月4日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「何から何まで嘘ばかり 安倍首相の舌を抜かなきゃ国民破滅」

 分科会の尾身茂会長は先月29日に国会で、「Go To トラベル」の開始時期について「拙速に結論を出さない方がいい。判断を延ばしたらどうかと申し上げたが、採用されなかった」と答弁。西村に慎重論を退けられたことを暴露した。

 安倍政権はハナから結論ありき。しょせん、専門家なんて責任をなすりつけるための“お飾り”に過ぎない。むろん、尾身氏らも政権にケツをまくらない限り、暴走の加担者のそしりは免れない。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。

 「状況は日々刻々と悪化しているのに『Go To』ひとつ中止できない安倍政権には、暗澹たる気持ちになります。一度、始めたら止められない、科学的根拠や学術的観点を無視した政権のコロナ対策は、まさに戦前の軍部そのもの。ブレーキ役を担うべきメディアも『今日の感染者』と、センセーショナルな数字の“大本営発表”を無批判に垂れ流すだけ。独自の視点でデータを検証したり、政権の嘘を指摘することはありません。このままだと先の大戦と同様、誰が見ても大きな被害が生じない限り、政権の暴走は止まらないと危惧しています。なぜ、国民は黙っているのか。戦前・戦中と違って今の時代は政権に説明責任を求めても罰せられることはありません。『臨時国会を開いて事態を明らかにせよ』とひたすら求め、決起すべきです」

 安倍の舌を抜かなきゃ、75年前の8月と同じく国民は破滅だ。

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