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12月23日(水) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』12月23日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「悪夢のクリスマス、暗黒の正月 菅政権“支持率2割台”も目前」

 昨夜(21日)、TBS系の「NEWS23」に出演(収録)した菅首相は、世論調査で内閣支持率が急落していることを問われ、「新型コロナ対策で結果を出すことが大事だ。やれることは全てやるという意識で、先頭に立って取り組む」と強調していた。

 だが、そんな口先アピールはもはや通用しない。9月16日の首相就任会見で、「今、取り組むべき最優先の課題は新型コロナウイルス対策です」と豪語していたのに、何もしなかった。コロナ対策そっちのけでやってきたのは、学者パージと安倍隠しだけだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

 「安倍政権以上に酷い政権であることを国民に分かりやすく示した3カ月だったと思います。就任早々、日本学術会議の新会員候補6人を任命拒否して、気に入らない人を排除し、強権を振りかざした。そして、排除した理由を説明しないだけでなく、説明する答弁能力もない。トップリーダーとしての能力や資質に疑問符が付きました。一方で、安倍政権から続く、森友問題や桜を見る会の問題については、再調査することなく、フタをする。桜問題に捜査のメスが入っても、当時、官房長官として安倍氏をかばってきたのに、説明責任を果たそうとしない。さらには、コロナ無策の結果、『勝負の3週間』を『敗北の3週間』にして、『書き入れ時の年末年始だけは』という国民の切なる願いを踏みにじった。この首相はダメだという失望が支持率急落に表れています」


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