SSブログ

3月11日(木) 金子ハルオ先生の息子さんが作ったドキュメント映画を見てみたい [日常]

 昨日、都立大学経済学部時代にゼミでお世話になった金子ハルオ先生から電話をいただきました。息子さんがドキュメンタリー映画を作り、それが今日の『しんぶん赤旗』に紹介されていると仰るのです。
 これには驚きました。先生のお子さんが映画監督をされているということを全く知らなかったからです。先生とは大学卒業後も何かとお会いする機会がありましたが、息子さんについては全く伺ったことがなかったからです。
 「君は顔が広いから、この映画を宣伝してくれませんか」と依頼もされました。というわけで、このブログで紹介させていただくことにしたわけです。

 早速、『しんぶん赤旗』の記事を読ませていただきました。その記事は3月10日付の7面に出ています。
 「ダムに頼らない 治水対策を模索」という見出しで、「映画『悠久よりの愛~脱ダム新時代~』金子サトシ監督に聞く」という表題がついていました。記事のリードは次のように書かれています。

 ダム建設に反対する人々を記録したドキュメンタリー映画「悠久よりの愛~脱ダム新時代~」が完成しました。水害や自然破壊を引き起こし、暮らしを脅かすダム問題の「今」を伝え、治水対策を模索する本作。金子サトシ監督は、地域住民への取材を重ねるなかで構想を深めていったと振り返ります。

 記事には金子サトシ監督の写真も出ています。顔を拝見するのは初めてですが、目の辺りが父親のハルオ先生によく似ています。「名前も、やはりカタカナなんだな」と、妙なところに感心しました。
 記事の経歴紹介では、「記録映画作家家協会事務局長、『被爆者の声を受けつぐ映画祭』実行委員」という肩書も紹介されています。金子先生の息子さんらしい民主的な映画作成の運動の中心におられる方とお見受けしました。どこかの「ドラ息子」とは大違いです。
 この映画では、宮城県の新月ダム、群馬県の八ッ場ダム、埼玉県の玉淀ダム、京都府の鴨川ダム、長崎県の石木ダム、熊本県の荒瀬ダムという6ヵ所のダム建設に対する反対運動が取り上げられています。運動の様子や関係者の思いなどについてほとんど知りませんので、私もぜひ見てみたいと思います。

 記事の末尾には、上映予定と問い合わせ先が書かれていました。以下のようなものです。
 *11日(木)、東京・武蔵野スイングホール。4月18日(日)、東京国分寺市いずみホール、問い合わせは[電話]042(381)7770(上映委員会・矢間)

 ちなみに、ウィキペディアでは「金子ハルオ(かねこ はるお、1929年2月3日 - )は、日本の経済学者、東京都立大学 (1949-2011)・大妻女子大学名誉教授。門下に五十嵐仁がいる」と紹介されています。これは光栄で名誉なことですが、正確ではありません。
 私はゼミの指導教授であった塩田庄兵衛先生が都立大学を去られて後、金子先生に拾っていただいて卒業する際にも大変お世話になり、金子ゼミの卒業生で精神的には「門下」なのは確かですが、学問的にはそうではありません。もし、「門下生」として名前を出すのであれば、海野八尋金沢大学名誉教授や今は亡き長谷川義和さんを挙げるべきでしょう。
 私は『資本論』を全巻読み、卒業後も長谷川先輩の資本論ゼミで手ほどきを受けました。とはいえ、一応政治学者であって、経済学者ではありませんので。

nice!(0)