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3月1日(火) ウクライナへの侵略を直ちに停止しロシア軍は撤退せよ [国際]

 このような戦争が始まるとは、信じられない気持ちでいっぱいです。国境地帯で大規模な演習を繰り返していたロシア軍が、大挙してウクライナ国境を超えて戦争に突入しました。
 プーチン大統領がどのように言い逃れしようと、国際法違反の侵略行為であることは明白です。今この瞬間にも、多くの人が傷つき命を落とし、難民として故郷を追われていると思うと、痛ましくやるせない思いでいっぱいになります。
 大国が小国の主権を踏みにじって戦争を仕掛けた暴挙を糾弾し、世界中の人々が一致して戦争反対の声を上げ、停戦とロシア軍の撤退を求める必要があります。核戦争の脅しを許さず、一刻も早く戦闘を終わらせ、ウクライナの人々を救わなければなりません。

 プーチン大統領は戦争を正当化するための演説を繰り返していますが、国連憲章を始めとする国際秩序に明確に違反する侵略であり、断じて許されない暴挙です。これを機に、力対力による軍事的な対応の必要性が声高に主張されるようになっていますが、これも大きな間違いです。
 プーチン大統領はウクライナがNATOに加盟すれば脅威となるからそれを阻止するために攻撃する必要があったと主張しています。この論理はミサイルが発射されれば脅威となるからその前に殲滅すべきだという「敵基地攻撃論」と同じ主張で、相手国に対する先制攻撃を正当化する屁理屈にすぎません。
 どのような理由があっても、戦争が始まれば死傷者や難民が出ることは避けられません。戦争を始めてはならず、最終的にその「引き金」を引いたプーチン大統領は「戦争犯罪者」であり、国際社会は一致して侵略を糾弾し、戦争をやめろという声を上げるべきでしょう。

 国家間の対立や紛争は武力によってではなく、話し合いで解決すべきです。最善の解決策は対立を激化させず敵意を持たせず、友好関係を維持しながら緊張を緩和することです。
 日本でもウクライナでの戦争に便乗して9条改憲論や核武装論が強まっていることに警戒しなければなりません。このような力の論理はプーチンと同じ立場に立つことを意味するからです。
 プーチンのような指導者が出てきても戦争を始めることができないようにする保障こそ、憲法9条なのです。ロシアに9条があれば、今回のような戦争を防ぐことができたにちがいありません。

 国連は特別総会を開いてロシアに対する糾弾決議を挙げようとしています。世界中で、戦争反対の声が高まり、ロシアとウクライナの間での交渉も始まりました。
 戦闘が早く終結すれば、それだけ多くの命が救われることになります。今こそ国際的な支援と連帯が必要であり、そのために1人でも多くの人が可能な形で声を上げることを訴えたいと思います。

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