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11月26日(土) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』11月26日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「今や岸田内閣は疑惑の巣窟 こんな政権が戦争大増税を企む悪辣」

■驕り高ぶり、有権者を見くびる

 確定申告や国税庁の税務調査など、一般国民の領収書は正しく記入することが求められているのに、国会議員は不記載でも不問なのか。義務を果たさなくとも特権階級だから許されるとでも言うのか。国民感覚との乖離は甚だしい。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

 「自民党の末期症状ですよ。統一教会問題にしろ、政治とカネの問題にしろ、正常ならばやってはならないことに手を染めて、選挙での当選を維持する。長期政権の上にあぐらをかいて、驕り高ぶり、多少のことなら問題ないと有権者を見くびっているのです」

 こんな悪辣内閣から、戦争のための増税を要求されて、素直に応じる国民がどこにいるというのか。それでなくとも、医療費や介護などの社会保障費はどんどん削られ、所得の中から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す国民負担率は5割近くに達している。来年度の公的年金は、急激な物価上昇に伴いマクロ経済スライドが発令され、給付額が物価上昇分を補えず実質目減りするのが確実だという。まさに「#岸田に殺される」である。

 「円安や物価高で3食ありつけず苦しんでいる人が続出している中で、軍拡のために増税し、国民の支持を得られると考えているとしたら、全く理性が足りないし、狂気としか言いようがありません」(五十嵐仁氏=前出)

 25日から衆院で予算委員会だ。さらなるドミノ辞任候補に首相までが連なるようなサイテー内閣は、戦争増税どころか、内閣総辞職が当たり前だ。

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