10月18日(金) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]
〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』10月18日付に掲載されたものです。〕
*巻頭特集:演説も突っ込みどころが満載だ 「反省」を連呼する石破首相の二枚舌
裏金を「不記載」と言い張り、ペナルティーであるはずの非公認を「ハンディ」と言い換える。先の大戦で旧日本軍は、部隊の全滅を「玉砕」と美化したものだ。似たような国民ダマシの欺瞞が、今の石破自民党には満ち満ちている。
「石破首相は機械的に反省の弁を述べているだけ。謝る暇があれば、もっと他にやるべきことがあるはず」と言うのは法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)だ。こう続けた。
「石破首相は選挙演説で『二度とないように』と、裏金事件の再発防止にも触れていますが、まだ裏金事件は解決していません。誰が、何のために始め、何に使ったのかを、いまだに明らかにしていないのが、今の自民党じゃないですか」
萩生田は「事務所で意図して裏金をつくるとか、私的流用を図るとか、ましてや脱税とか。このような事実は一切ございません」と言い訳したが、もうウンザリだ。なぜ裏金づくりを長年にわたって放置してきたのか。「派閥のルール」なんかでゴマカさず、その理由を国民に明らかにするのが先である。
「事件の原因を追究し『同じ失敗を二度と起こさない』との心構えがあってこそ、初めて『再発防止』は成り立つ。真相解明に蓋をし、つきものに取りつかれたように大慌てで解散・総選挙に雪崩を打てば、ますます怪しさは増す。よっぽど知られたくない秘密が隠されているのだろうと疑われるのがオチです。ましてや石破首相は『国民に十分な判断材料を示すため、予算委員会での一問一答が必要だ』と言っていた。前言を大きく翻したことで、追及を受けたくない後ろ暗さが余計に際立ちます」(五十嵐仁氏=前出)
*巻頭特集:演説も突っ込みどころが満載だ 「反省」を連呼する石破首相の二枚舌
裏金を「不記載」と言い張り、ペナルティーであるはずの非公認を「ハンディ」と言い換える。先の大戦で旧日本軍は、部隊の全滅を「玉砕」と美化したものだ。似たような国民ダマシの欺瞞が、今の石破自民党には満ち満ちている。
「石破首相は機械的に反省の弁を述べているだけ。謝る暇があれば、もっと他にやるべきことがあるはず」と言うのは法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)だ。こう続けた。
「石破首相は選挙演説で『二度とないように』と、裏金事件の再発防止にも触れていますが、まだ裏金事件は解決していません。誰が、何のために始め、何に使ったのかを、いまだに明らかにしていないのが、今の自民党じゃないですか」
萩生田は「事務所で意図して裏金をつくるとか、私的流用を図るとか、ましてや脱税とか。このような事実は一切ございません」と言い訳したが、もうウンザリだ。なぜ裏金づくりを長年にわたって放置してきたのか。「派閥のルール」なんかでゴマカさず、その理由を国民に明らかにするのが先である。
「事件の原因を追究し『同じ失敗を二度と起こさない』との心構えがあってこそ、初めて『再発防止』は成り立つ。真相解明に蓋をし、つきものに取りつかれたように大慌てで解散・総選挙に雪崩を打てば、ますます怪しさは増す。よっぽど知られたくない秘密が隠されているのだろうと疑われるのがオチです。ましてや石破首相は『国民に十分な判断材料を示すため、予算委員会での一問一答が必要だ』と言っていた。前言を大きく翻したことで、追及を受けたくない後ろ暗さが余計に際立ちます」(五十嵐仁氏=前出)
2024-10-18 06:32
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