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7月1日(水) 「仏の顔も三度まで」なのに首相の顔が四度も変わるなんて [首相]

 中堅・若手中心の党内9グループが「マニフェスト連合会議」を発足させ、麻生首相による衆院解散に反対する考えを示すなど、「麻生降ろし」の動きが強まっています。馬鹿な話です。
 「仏の顔も三度まで」と言うではありませんか。安倍、福田、麻生と来て、また別の新しい顔の下で選挙をやろうなんて、仏様もあきれかえってしまうでしょう。

 麻生さんは、「選挙の顔」として選ばれました。圧倒的多数で選んだのは、自民党の国会議員たちです。
 自分たちが選んでおきながら、「やっぱり人気がない」ということですげ替えようというわけです。何という無責任。何というご都合主義。
 「麻生降ろし」のために動き回っている政治家たちの名前を覚えておくべきでしょう。これらの人々は、自己の選択に対する責任感もなければ信念もない政治屋にすぎないのですから……。

 麻生さんも麻生さんです。もっと早く解散・総選挙をやっていれば、「麻生降ろし」などという惨めな動きに巻き込まれることはなかったでしょうに……。
 選挙のための顔として期待されたがために、自民党の総裁として選ばれたはずです。しかし、選挙から逃げ回っているうちに、内閣支持率が下がり、選挙で勝てる見通しがなくなってしまいました。
 「こりゃダメだ」と、自民党議員の多くが思うのも当然でしょう。どうして福田さんが自ら身を引いたのか、何のために総裁に選ばれたのか、全く理解していないのですから……。

 その麻生さんも、今のままの陣容では選挙に勝てないと思ったのでしょう。党三役と閣僚の部分改造を考えていたようです。
 しかし、党内からの反対が強まってブレ続け、一昨日は「現時点では考えていない」と言っていたのに、昨日は「しかるべき時にしかるべき方をと、前から考えていた」と言い、さらに今日になって、津島派の津島雄二会長に電話し、「今まで一言も言ったことはない。それで察してくれ」と述べる。「考えていない」のか、「考えていた」のか。やるのか、やらないのか、一体どちらなのでしょうか。
 決戦直前に「幕僚」を取り替えることも、無能な「幕僚」をそのままにして決戦に臨むことも、いずれも有能な大将であれば取る道ではないでしょう。こんな無能な大将は変えるべきだというので、「麻生降ろし」が強まっているわけです。

 しかも、決戦直前に、「幕僚」どころか「大将」を変えようというのですから、呆れてしまいます。それで戦いに勝てるとでも思っているのでしょうか。
 「今の大将ではダメだ」と、国民の前で言いふらしているようなものでしょう。麻生首相のまま選挙になったら、「麻生降ろし」に加わった人たちはどうするのでしょうか。ダメな大将の下で選挙を戦うのでしょうか。
 自分の党内からも信頼を得られないような総裁で決戦に臨むということになります。これでは勝てるわけがありません。

 中川秀直元幹事長は、低支持率での解散は「自爆解散、万歳突撃の玉砕解散」に等しいと批判しているそうです。中川さんが言うように、都議選前の解散は「自爆解散」になるでしょう。でも、都議選で大敗した後では「のたれ死に解散」にしかなりません。
 どちらにしても、自公政権は終わりでしょう。いつまでもグズグズせず、潔く国民の審判を仰ぐべきです。

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