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3月6日(土) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』3月6日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「緊急事態延長なのに「なぜ五輪?」亡国政権の政治ゲーム」

 緊急宣言の延長期間を2週間にしたのも、自分の都合だ。2週間延長なら、期限は3月21日となり、東京五輪の聖火リレーがスタートする25日には解除されている。もし、延長期間が1カ月だと「緊急宣言が発令されているのに聖火リレーをしている場合か」と批判が噴出する可能性が高かった。

 しかし、科学的な根拠もなく、自分の都合で緊急宣言を解除したり延長したりするなど、許されるのか。

 「コロナ対策は、国民にとって一番切実な問題です。なのに菅首相は、科学的に判断するのではなく、政治的な思惑で決めているのだから、どうかしています。驚いたのは、専門家の議論を経る前に2週間延期を表明したこと。専門家に聞いたら、1カ月延長となるから避けたのでしょう。これでは新型コロナの感染収束は絶望的です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)


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3月5日(金) 拙著『18歳から考える日本の政治』第3版の目次 [日常]

 拙著『18歳から考える日本の政治』の第3版(本体2300円+税)が法律文化社から刊行されたことは、すでにお知らせしました。奥付は「2021年3月10日 第3版第1刷発行」となっていますが、すでに刊行されており、いつでも入手可能です。
 この第3版は、「第16章として『第2次安倍政権以降の政治と政党』を設け、第2版以降の政治過程と政党動向について補充」(第3版はしがき)しています。それ以外は、これまでの章の構成と変わっていません。
 本書はⅢ部構成で、全部で27の章から成っています。その内容を理解していただくために、以下に「目次」をアップさせていただきます。

目次

第3版はしがき
初版はしがき

第Ⅰ部 私たちと政治

1 政治って、見るもの? するもの? 闘うもの?
2 政治って、役に立つの? 政治の仕組みが分かると楽しくなる?
3 政治を動かす力は何?――正統性と権力の問題
4 誰が政治を動かしているの?――政治家と国民主権
5 よい政治とはどのような政治?――自由・民主主義と政治の理想
6 どうすれば政治は変わるの?――政治の変化と世論

第Ⅱ部 戦後政治から見える光と影

7 日本政治の底の底
8 戦前の政治と戦争――歪んだ日本の近代化
9 占領と民主化――戦後改革の意味するもの
10 敗戦の再出発――「青写真」としての日本国憲法
11 戦後政治モデルの形成――「55年体制」と60年安保
12 高度成長の時代――50年代後半~70年代前半
13 戦後保守政治の再編――70年代中葉~80年代
14 混迷の時代から新しい政治へ――90年代~現在
15 政党の系譜
16 第2次安倍政権以降の政治と政党

第Ⅲ部 政治の仕組み

17 民主主義って、必要なの?――政治のルールと仕組み
18 選挙に行って、政治が変わるの?――選挙と政治行動・政治参加
19 国家がなかったら、政治はどうなるの?――国家と政治
20 政策って、どのようにして法律になるの?――法律と予算
21 国会って、何をしているの?――代議制、議会の役割
22 官僚って、何をしているの?――官僚制、官僚機構の役割
23 政党って、信用できるの?――政党政治と政党の役割
24 市民や団体の役割は何?――圧力団体の活動と役割
25 地方から政治は変えられる?――地方自治体、地方政治
26 世界の中で日本はどのような役割を果たすの?――外交と安全保障
27 政治を担い、変えるのは私たち自身

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3月3日(水) 拙著『18歳から考える日本の政治』の第3版が法律文化社から刊行された [日常]

 拙著『18歳から考える日本の政治』の第3版(本体2300円+税)が法律文化社から刊行されました。恐らく、私にとってこれが最後の著書ということになるでしょう。
 私が研究者として取り組んできた「政治学と日本の政治」についての研究の集大成になります。このような形でまとめることができ、それが多くの方に活用されて「第3版」まで刊行されるに至ったことは、望外の喜びです。

 これまでの政治研究の集大成とは言っても、それほど難しいものではありません。タイトルに「18歳から考える」とあるように、選挙権を得た若者や初学者を対象に、政治学と日本の政治について基本的な内容を、これ一冊で理解できるように書いてあります。
 全体が27章に分かれているのは、ガイダンスとまとめを入れて年間30回の講義に対応できるようにしたからです。大学での教養課程における政治学の教科書として、毎回1章ずつ学ぶことができるはずです。
 大学生だけでなく、政治に関心を持ち、政治にかかわっているすべての方に活用していただきたいと思います。とりわけ、地方や国政の議員をめざしている方、議員の職務に就いている方にとっては手軽なガイドブックになるのではないでしょうか。

 もちろん、日本の政治をもっと良くしたい、マトモなものにしたいと考えている方にとっても手引きとなるように工夫してあります。ぜひ、一度手に取ってご覧いただいたいと思います。
 ということで、以下に「第3版はしがき」をアップさせていただきます。

「第3版はしがき」

 「主権者としての『知力』を養い、政治を見る目を鍛えることがますます必要になっています。政治と政治家を見極め、誤りのない道を選択し、日本の政治を前に進めるために、これからもこの本が役に立つことを願っています。」
 こう書いて本書の第2版を刊行してから4年の月日が経ちました。本書の初版は2010年に出されていますから、それから数えれば10年が経過したことになります。幸いにして、本書は版を重ね、このたび第3版を出すことになりました。これもひとえに本書を活用していただいた皆さんのおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。
 第3版では、全体にわたって可能な限り新しいデータに入れ替えました。また、新たに第16章として「第2次安倍政権以降の政治と政党」を設け、第2版以降の政治過程と政党動向について補充しました。これによって、戦前から今日にいたるまで、日本の政治と政党について概観できるようにしてあります。
 本書の第3版を準備している過程で、大きな出来事が相次ぎました。世界と日本で新型コロナウイルスの感染が急拡大し、世界は未曽有の危機に見舞われました。アメリカではトランプ前大統領がバイデン大統領に交代し、日本でも安倍晋三前首相から菅義偉首相へと政権が変わっています。
 野党の側にも大きな動きがありました。立憲民主党と国民民主党が解党して新しい立憲民主党が誕生したのです。新自由主義に反対し、共産党との連携も視野に入れた大きな「受け皿」の誕生です。
 新たに発足した菅政権は日本学術会議の会員任命拒否事件を引き起こし、新型コロナウイルスの感染拡大による第3波に見舞われるなど、波乱含みの出発となりました。安倍前首相による「桜を見る会」前夜祭の費用補填や元農相への現金提供疑惑なども明るみに出ています。
 2021年夏に延期されたオリンピック・パラリンピックが予定通り開催できるのか、秋までには任期が切れる衆院議員の改選がいつになるのか、コロナ禍を収束させて経済の回復を図ることができるのか、菅新政権の前途には多くの難題が横たわっています。いずれにしても、政治の本分は国民の生命と生活を守ることであり、いかなる政権であってもこの本分を全うするために全力を尽くしていただきたいものです。
 本書の初版の「はしがき」に、私は次のように書きました。
 「生活が守られてこその社会です、健康であってこその人生です。人々の生命(いのち)と生活(くらし)を支えることこそ政治の要諦(ようてい)である――このことを再確認しなければならない時代が、この日本にもやってきたのではないでしょうか。」
 このことが本格的に問われ、希望の持てる「新しい政治」が求められているように思われます。主権者としての「知力」を養い、政治を見る目を鍛えて、新しい時代の扉を開くために、本書がいささかでも役立つことを願っています。

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3月2日(火) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』3月2日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「止められなければ戦前と同じ 破れかぶれ政権の五輪暴走」

 橋本は先月26日に大手メディアのインタビューに対応。朝日新聞(27日付朝刊)によると、「開催することは決まっている」と言い切り、再延期については「IOC(国際オリンピック委員会)もIPC(国際パラリンピック委員会)も一切、言っていない。1年後に北京の冬季大会があり、冬の競技を追い越していくことにはならない」と否定。無観客開催案についても、「シナリオの中でどうかと考えたとき、他の大会がお客さんを入れてやっているので、オリパラだけなぜ入らないのか、と絶対アスリートは思う」などと否定した。「外国からの観光客が来る、医療の逼迫につながっていかないかなど、たくさんの懸念材料が払拭されない限り、支持率は上がっていかない。第一にやるのはコロナ対策だ」とも言いながら、猛進しているのである。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)は言う。

 「リバウンドによる第4波が危ぶまれ、感染力の強い変異ウイルスの市中感染も広がっている。五輪を開催すれば海外から選手だけで1万人超、大会関係者や観客も含めれば相当数が来日するでしょう。それまでに全国民分のワクチン確保は到底無理。こうした状況では無謀としか言いようがありません。専門家の意見は聞かない、科学や学術を軽視する。反知性主義そのもので、五輪強行は菅政権の政治的思惑以外の何物でもない」

 菅が「感染拡大防止の決め手」とするワクチン接種は完全な計画倒れ。政府の新型コロナ基本的対処方針には「21年前半までに全国民に提供できる数量の確保を目指す」と明記されたままだが、政府の手際の悪さと「ワクチンナショナリズム」の過熱で朝令暮改だ。

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2月26日(金) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』2月26日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「なぜ破廉恥が次々と 麻痺してイカれてる菅政権と仲間たち」

 この半年間だけでも、現職議員1人が贈収賄事件で辞職し、4人が「夜遊び」が発覚して離党に追い込まれている。吉川貴盛元農相は、大臣室で2回も鶏卵業者から現ナマを受け取っていたのだから、完全に倫理観が麻痺している。かと思えば、女性蔑視発言をした森喜朗元首相を、世耕弘成・参議院幹事長は「余人をもって代え難い」とかばい続けたのだから、こちらも感覚が麻痺している。

 次から次に湧いて出てくるスキャンダル。いまや自民党は破廉恥の殿堂である。スキャンダルが絶えない理由はハッキリしている。

 「自民党のスキャンダルは、安倍・菅政権の8年間ですっかり見慣れた光景になってしまいました。やはり長期政権による驕りだと思う。どんなに悪政失政を行おうが、選挙で当選し、政権を維持してきたから、自分たちは何をやっても許されると特権意識が染みついたのでしょう。国民に『飲みに行くな』『家にいろ』と外食自粛を要求しながら、次から次へと4人も銀座や麻布の高級クラブで豪遊していたのが象徴的です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 力の弱い者、困っている者にこそ手厚くするべきだ、ということだろう。しかし、いま自民党の中に、弱者に手を差し伸べようという議員は一人もいないのではないか。安倍・菅政権の8年間で、自民党は上から下まで腐りきってしまった。ここまでくると、もう政権交代しかないのではないか。

 「安倍1強体制までは、自民党内での“疑似政権交代”にも期待が持てました。主流派と反主流派が競い、振り子の理論もあった。でも、干されるのが怖いのか、この8年間で、トップに異論を唱える気骨ある議員はいなくなってしまった。安倍首相が退陣しても、後継は同じ体質の菅首相です。やはり、日本でも政権交代が必要でしょう。政権交代が頻繁に起これば、政治腐敗も、役人の忖度も、起こりにくくなる。政権を失う緊張感があれば、国民に顔を向けた政治も行われるようになります」(五十嵐仁氏=前出)

 最後は国民がケリをつけるしかない。

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2月25日(木) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』2月25日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「身内調査は笑止千万 菅長男“ハレンチ接待”裏側と今後」

 菅はかつて総務副大臣、総務相を歴任。今なお総務省に隠然たる力を持つ。接待を受けた幹部も息のかかった「側近」だらけ。谷脇康彦・総務審議官は目玉政策「携帯値下げ」を担った人物。秋本氏と吉田真人総務審議官はNHKを所管する放送政策課長を経験し、特に秋本氏は菅肝いりの「受信料引き下げ」の制度設計を任されていた。

 山田氏も菅のお気に入りだ。

 19年に女性初の総務審議官に就いた際も「菅人事」と言われ、菅が首相になると内閣広報官に抜擢した。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

 「菅首相が人事権をテコに左遷も辞さず、省庁を牛耳る姿勢は広く知られ、おもねる忖度官僚ほど出世し、恩義を感じる。いびつな構図だから『重用してくれた恩人の息子の誘いを断れば、何をされるか分からない』との恐怖心が生じ、コロナ禍でも会食に応じる特別扱いにつながったのでしょう。その上、東北新社の創業者は首相とは秋田県の同郷であり、計500万円の個人献金を送っていた。菅首相自身、政治経験はおろか、社会人経験ゼロの長男を総務大臣秘書官に任命した後、創業者に引き合わせたことを国会で認めています。これだけ首相周辺が関わっている以上、“身内”に特権を与えるため、行政をゆがめたとの疑いは晴れません」

 コロナ禍で皆、外食を控える中、破格の接待を受けた官僚を官邸がかばえば、それこそ火に油だ。世論の批判を避けるため、早晩クビは免れない。しかも今回の接待問題は贈収賄事件に発展しかねない事案だ。モリカケ・桜よりも罪に問われやすい構図だけに、追及する野党も真価が問われる。

 「まず今年度予算案を“人質”に取り、憲法の『自然成立30日ルール』のリミットとなる3月2日まで衆院通過を徹底拒否。年度内成立を阻止すれば政府・与党も山田広報官や首相長男の国会招致に応じるなど、折れざるを得なくなるかも知れません。新型コロナワクチンの接種日程も二転三転のデタラメで、庶民感情を逆なでしており、政権は二重三重の火消しに大混乱。1強支配にあぐらをかいた安倍・菅両政権の強権政治が招いた自業自得とはいえ、長期政権の『おごり』と『ゆがみ』に終止符が打たれる日は近づいているように感じます」(五十嵐仁氏=前出)

 ロン毛長男の不始末で菅退陣Xデーは想像以上に早まりそうだ。

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2月24日(水) 古希を迎えるまで生きるとは思わなかった [日常]

 古希の朝を迎えました。70歳です。
 この歳になるまで生きるとは思っていませんでした。父が59歳でこの世を去り、母も64歳で亡くなったからです。2人ともガンでした。
 その遺伝子を受け継いでいる私も、早晩、ガンで死ぬのではないかと思っていました。しかし、そうはなりませんでした。

 この歳まで生き延び、今では社会のガン退治に精を出す毎日です。おかげ様で、コロナ禍の下でも、それほどストレスを感じずに過ごすことができています。
 講演などの仕事は減りましたが、その分、散歩で公園などに出かけて行く機会が増えました。講演から公園へ、というわけです。
 この数年、黙々とダイエットに取り組み、最も体重が多かった時より25キロ減りました。欲望をコントロールして食べたいものや飲みたいものをできるだけ我慢し、せっせと歩いてダンベル体操や腹筋運動に努めてきたおかげです。

 70年の人生を振り返ってみれば、それなりに波乱万丈で波風の多い年月でした。新潟の専業農家の長男として生まれ、18歳の時に都立大学に合格して東京に出てきてから半世紀以上の歳月が過ぎ去っています。
 20歳の秋に暴力学生の旗竿で右目を突かれ、失明するということもありました。後遺症が出るかもしれず、残された左目に負担がかかって見えなくなるかもしれないと心配もしました。
 しかし、そうなることもなく、健康で古希を迎えることができたのは望外の幸せです。この機会に、これまでお世話になったすべての方々に、私を支えてくれた妻をはじめ家族にお礼を言いたいと思います。

 今の私は体重が減って体が軽くなりました。筋力や脚力が増して、あまり疲れなくなっています。
 運動は身体に良いと言ってきましたが、その通りだと思います。ムーブメントもエクササイズも、どちらの「運動」も心身の健康と体力の増進に結びつくように思います。
 おかげ様で、今のところ体調は万全です。物忘れはありますが、まだそれほどボケてはいないようです。

 15の春に「世の中を変えたい」と志して以来、55年の歳月が過ぎ、いつ終幕を迎えても悔いのない人生を送ることができました。苦しく辛いこともありましたが、今となっては楽しく思い出深い日々の繰り返しだったと言えます。
 70年の人生を経て、ようやく準備が整いました。これからの「余生」を、世の中のために活かす準備が。

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2月23日(火) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』2月23日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「反対すれば袋叩き 日本を覆う「五輪ファシズム」の怖さ」

 五輪開催は絶対だから関連経費が膨らむことは不問みたいなムードもある。衆院予算委では、五輪の観客向けアプリを73億円かけて調達することも明らかになった。国内向けの接触確認アプリ「COCOA」の開発費が約4億円だから、その20倍だ。アスリートや大会関係者、観客の約120万人が利用する想定で、なぜこんなに経費がかかるのか。予算委で質問された菅は「正確な数字は知らなかった」と、まるで他人事だった。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

 「国民の多くは、安全に開催できるなら五輪をやってほしいと思っているでしょう。同時に、そんな状況ではないことも分かっている。状況によってはG7の中からも選手団を派遣しない国が出てくるだろうし、選考会や練習試合もままならない中で、フェアな大会が開けるわけがない。国民世論の方がマトモです。無観客で開催することになれば、巨額の血税をつぎ込んだアプリも無用になってしまう。そもそも、緊急事態宣言の再発令や延長、ワクチン接種の開始など、すべてのスケジュールが五輪に合わせて決められている。そこに科学的根拠はありません。五輪開催を政権浮揚の材料にしたいのでしょうが、政権維持と利権しか考えていない。国民の命と健康より五輪を優先し、異論を封殺する姿勢は“五輪ファシズム”と言って差し支えないでしょう」

 開催にシャカリキになっているのは日本政府と東京都、スポンサー企業だけ。

 コロナ禍で日々の生活に苦悩し、お祭り気分どころでない国民はドッチラケなのだが、開催圧力が日本を覆う。五輪予算をコロナ対策に振り向けてもらえたら、どれだけ救われる人がいるだろうか。

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2月21日(日) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』2月21日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集「首相のやることか 白昼堂々恐るべきトカゲのしっぽ切り」

 なのに、菅は「長男とは別人格だ」「最近、会っていない」と、自分とは無関係だと強弁しているのだから、完全に国民をなめている。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

 「官僚4人は哀れというか、ある意味、気の毒ですよ。総理の 長男だから会食し、陳情も受け入れた。国会で嘘をついたのも、政権を守るためでしょう。菅首相も、官僚たちが自分の顔色をうかがい、忖度していることは百も承知のはずです。なのに、疑惑に幕を引き、自分に火の粉がかからないようにするために、官僚4人を冷たく切り捨てようとしている。まさに、白昼堂々のしっぽ切り。使い捨てです。これが血の通った人のやることでしょうか」

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2月20日(土) 2021年の政治動向と国会をめぐる情勢―野党共闘で政治を変えるチャンス(その2) [論攷]

〔以下の論攷は、婦人民主クラブの『婦民新聞』第1667号、2021年2月10日付、に掲載されたものです。2回に分けてアップさせていただきます。〕

 「政治とカネ」と学術会議問題

 通常国会ではコロナ対策や来年度予算審議と共に大きなテーマとなるのが「政治とカネ」の問題です。これらは安倍前政権から引き継がれたものですが、官房長官として政権を支えてきた菅首相にも大きな責任があります。
 農相在任中に鶏卵業者から現金を受け取ったとして、吉川貴盛元農相が在宅起訴されました。国会としても証人喚問を要求し、全容を解明するとともに関係者の政治責任を明らかにする必要があります。
 また、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜の夕食会費用補てんの問題も幕引きにしてはなりません。ホテル側の明細書や資金管理団体「晋和会」の領収書を提出させ、安倍首相を証人喚問してさらなる説明を求めることが必要です。
 幕引きが許されないのは、学術会議の任命拒否事件も同様です。菅首相は、なぜ6人の任命を拒んだのか説明していません。この6人は安倍前政権時代に安全保障法制などについて反対論や慎重論を唱えていました。政権にとって不都合だという判断で杉田和博官房副長官が外し、菅首相が追認した疑いが濃厚です。
 このほか、河井案里参院議員の公職選挙法違反事件での辞職、菅首相長男による違法接待疑惑、森喜朗五輪組織委員会会長の女性蔑視発言などの問題も生じました。これらについても真相の究明と責任の追及が必要です。

 総選挙・都議選で審判を

 以上に見たような政治動向の結節点となるのが、秋までには必ず実施される総選挙と7月の都議選です。菅首相は、五輪・パラリンピックを成功させ、その勢いで解散・総選挙に勝利するシナリオを描いていたと思われます。しかし、チャンスを見いだせないまま「自滅解散」に追い込まれるか、あるいはそれ以前に辞任させられる可能性もあります。
 今年は、政権交代が起きた2009年の麻生政権末期と似通っています。09年も9月に衆院議員の任期満了が迫り、7月の都議選で自民党が大敗し、8月に解散へと追い込まれて歴史的な惨敗を喫しました。
 しかも、09年以上に政権運営への批判は大きく、解散のチャンスを見出すことが難しくなっています。野党共闘に共産党が加わり市民との連携も強まるなど、主体的には09年以上に「草の根」での共闘が発展してきました。
 1人区や2人区での市民と野党の共闘が都議選でも生まれています。都民ファーストの会には以前のような勢いがなく、自民党も失地を回復する力はありません。立憲野党にとっては大きなチャンスです。
 7月の都議選で自公勢力に打撃を与えて解散・総選挙に追い込んでいくことができれば、政権交代を実現することは十分に可能です。そのためには、共産党を含めた政権合意を実現し、本気の共闘による明確な「受け皿」を提示しなければなりません。
 そして、こう言おうではありませんか。「オサラバだ 自公政権 もう時効」


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