SSブログ

3月12日(火) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』3月12日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集:野党が云々以前の話 自民党政権続投という選択肢はもはやない

 岸田自民は上から下まで腐り切っているということ。マトモな議員など皆無に等しいのだ。

 「それもこれも、この10年にわたる『安倍1強』の弊害が原因です」と言うのは、法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)だ。こう続けた。

 「安倍政権以降、『モリカケ桜』に象徴されるように、権力側がやりたい放題を平然と行うようになった。不祥事が発覚しても、国会でウソをつき、公文書は改ざんです。安倍元首相のこうしたやり方を長年、見てきた自民党議員は何をやっても許されるという感覚が身についてしまっているのでしょう。おごり高ぶりと緊張感の欠如が、相次ぐハレンチ行動の元凶になっているのだと思います」

 自民党最大派閥・安倍派による巨額の裏金づくりも「どうせ検察は権力中枢に手出しできない」と、高をくくった末の不法行為だったに違いない。党内は順法精神に欠けるヤカラだらけということ。改めて衝撃的な惨状である。

 国民はもうハレンチ政党にウンザリなのだ。岸田政権の明暗を分ける4月28日の衆院3補選で「スリーアウト! チェンジ」が現実味を帯びてきた。今月7日、小泉元首相と二階、山崎元副総裁ら党重鎮が会食。終了後、山崎氏は報道陣に「自民党3連敗なら岸田政権はアウト」と語ったが、「NO」を突きつけられるのは、岸田だけじゃない。

 「巨額の裏金づくりに脱税疑惑、ハレンチ会合、差別発言と悪行の限りを尽くしてきた自民は、下野程度では済まされません。岸田首相は『解党的に出直す覚悟』と表明していますが、出直ししてもらう必要もない。もはや、解党・解散が当然です。衆院3補選で全敗させ、国民が怒りの鉄槌を下さなければ、自民はまた同じことを繰り返すに違いありません。国民は覚悟を持って臨むべきです」(五十嵐仁氏=前出)

 底なしのハレンチ政党には、サッサとお引き取り願うしかない。でなければ、この国に未来はない。

nice!(0) 

nice! 0