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5月21日(火) 新著『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)の「はしがき」 [日常]

 何としても、大軍拡・腐敗の自民党政治を追撃し、政権交代を実現したいという願いを込めて、新著『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)を刊行しました。この思いを受け止めていただけるのではないかと考えたかなりの方に、本書を献呈させていただいています。曜日の関係で本書の発送が遅れているようですが、今週にはお手元に届くと思います。
 自民党政治に「さようなら」を言いたい、政権から追い出して厳しい罰を加えたい、市民と野党の共闘で政権交代を実現したい、もっとまともな希望の持てる政治を手に入れたいと願う方々にも、ぜひ本書に目を通していただきたいと思います。ということで、本書の「はしがき」をアップさせていただきます。購入のための参考にしていただければ幸いです。

 はしがき

 自民党の裏金事件のように、どんな組織にも不祥事は起きるでしょう。でも、その組織の真価が問われるのは、それに対してどう対応するかです。不祥事に真摯に向き合い、自浄能力を示して膿を出せるかどうかが問われます。
 ところが、自民党は「お手盛り」のアンケートや事情聴取、政治倫理審査会(政倫審)での「知らぬ存ぜぬ」答弁や形だけの処分でお茶を濁そうとしています。誰の指示でいつから裏金づくりが始まったのか、何に使ったのか、それすら誰も説明せず、実態は明らかになっていません。
 安倍派の幹部に反省の色が見えず、真相はやぶの中です。参院安倍派のトップが知らないうちに方針が変わっていたなどということがあり得るでしょうか。離党にしても一時的なもので、将来的な復党は可能です。これまでもそうでした。それで国民が納得すると思っているのでしょうか。
 安倍派幹部同士の政倫審での証言には食い違いが残り、キーマンとして浮上してきた森喜朗元首相が裏金づくりのルーツに関与していた疑念も深まるばかりです。裏金議員や派閥幹部の処分にしても、幕引きのために「やったふり」をしただけです
 調査もやらず真相が明らかにならないうちに、なぜ形だけの処分や再発防止の改革案づくりを急ぐのでしょうか。それだけ知られたくないことがあるとしか思えません。処分や党改革は真相から目をそらすためのポーズにすぎず、再発防止に論点をスリ替えてケリをつけたいだけなのです。
 安倍政権以降、「モリカケ桜前夜祭」に象徴されるように権力側がやりたい放題のことを平然と行うようになりました。不祥事が発覚しても、国会でウソをついて公文書を改ざんしてきました。長年、安倍元首相のこうしたやり方を見てきた自民党議員は、何をやっても許されると思い込んでしまったのでしょう。おごり高ぶりと緊張感の欠如が、女性局や青年局などの問題行動の元凶になっているのではないでしょうか。
 巨額の裏金づくりに脱税疑惑、ハレンチな会合、差別発言と悪行の限りを尽くしてきた自民党は、権力の座から追い出して下野させるしかありません。岸田首相は「解党的な出直し」を表明しましたが、出直してもらう必要はありません。もはや、解党・解散すべきです。国民が怒りの鉄槌を下さなければ、自民党はまた同じことを繰り返すに違いないのですから。
 裏金問題をはじめとしてあらゆる点で行き詰まり窮地に陥った自民党大軍拡・腐敗政治を追撃したいと念じ、解散・総選挙に追い込むために大急ぎで本書を書きました。これから実施されるあらゆる選挙で、自民党にだけは投票せず敗北させましょう。そして、こう言いたいものです。「さようなら自民党」と。


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5月19日(日) 新著『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)が刊行された [日常]

 拙著『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)が届きした。5月8日付けのブログで予告した私の新しい著作です。大軍拡・大増税を打ち出し裏金事件で窮地に陥った岸田政権と自民党をさらに追撃し、政権交代を実現しようと訴えるために刊行しました。
 政治研究者として、生涯を通じて自民党政治を批判し続けてきた私の「遺言」のようなものです。その思いを受け止め、手に取ってご一読いただければ幸いです。129頁で本体1100円+税ですから1210円ですが、私を通じて注文していただければ、著者割引きの八掛けで960円になります。
 憲法9条を踏みにじって戦争準備に狂奔し、金まみれで腐臭に満ちた自民党政治を一刻も早く終わらさなければなりません。市民と野党の共闘によって政権交代を実現し、国民の願いが届く希望の政治を実現するために、本書を活用していただければ幸いです。

 参考までに、以下に本書の目次を掲げておきましょう。

 はしがき

 序章 自民党がぶっ壊してきた日本の惨状

第一部 安保3文書と大軍拡・大増税
 第1章 改憲・大軍拡を阻止し9条を守り活かすために
  1,憲法をめぐる新たな局面
  2,日米安保と憲法9条の相互関係
 第2章 大軍拡・大増税による戦争への道を阻止するために
  1,「安保3文書」による平和憲法破壊の挑戦
  2,日米軍事同盟の危険性とアメリカの狙い
  3,軍拡競争ではなく平和外交を
 第3章 「新たな戦前」を避けるために─敵基地攻撃論の詭弁と危険性
 第4章 敵基地攻撃能力は日本に何をもたらすか―岸田政権の狙いを暴く

第二部 裏金疑獄と岸田政権の迷走
 第1章 岸田政権を覆う統一協会の闇
 第2章 現代史のなかでの岸田政権をどう見るか
 第3章 岸田政権の混迷と迷走
 第4章 裏金疑獄があぶり出した自民党の腐敗と劣化――表紙を変えて延命させてはならない
 第5章 自民党政治の混迷と野党共闘の課題――受け皿を作って政権交代を

 終章 「新しい政治」への挑戦―どうしたら良いのか、どうすべきなのか

 あとがき

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5月8日(水) 新著『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)の刊行にあたって [日常]

 新しい本を出すことになりました。間もなく店頭に並ぶと思います。『追撃 自民党大軍拡・腐敗政治―政権交代のために』(学習の友社)という本です。
 73歳になりましたから、もう本を書くことはないと思っていました。4年前の2020年に、同じ学習の友社から出していただいた拙著『日本を変える―「新しい政治」への展望』を最後だという思いで書いたものです。
 しかし日本は変わらず、「新しい政治」への扉が開くことはありませんでした。もう、私の出番はないとあきらめかけていたところに、大きな転機が訪れました。自民党が裏金事件にさらされ、岸田政権が大きな危機に直面して政治転換のチャンスが訪れたからです。

 『しんぶん赤旗』日曜版のスクープから始まったこの絶好のチャンスを生かせるかどうかに、日本の将来がかかっていると思いました。わが身を奮い立たせ、今一度、自民党政治の害悪と転換の必要性を世に問い、政権交代の可能性に賭けるべきではないかと考えたのです。後期高齢者近しとはいえ、まだそれくらいの力は残っているのではないかという自覚もありました。
 立つべき時は今を置いてないと思い、力をふるって立ち上がりました。その結果として生み出されたのが本書です。私にとっては、これこそ最後の著書となり、後に続く人々に対して残すべき「遺言」のようなものとなるでしょう。

 本書執筆の過程は、これまでの私の研究生活をそれなりに振り返るものともなりました。私は政治学と日本政治の研究を志した初めから、中曽根内閣以来の反憲法政治と対決し、「政治とカネ」の問題で小選挙区制や企業団体献金の廃止を訴え、構造改革など自民党政治が推し進める各種の「改革」に警鐘を鳴らし続けてきたからです。その批判や訴え、警鐘が無駄ではなかったということを、今日の政治の現実が示しています。
 私の発言や批判が少しでも現実政治を動かすものであったなら、今日のような日本政治と自民党の惨状はなかったでしょう。「政治とカネ」をめぐる問題はすでに30年以上も前から田中金脈問題、リクルート事件、金丸脱税事件などをめぐって明らかだったからです。
 この時に取り組まれた政治改革が、真に金権腐敗を正して政治を改革するものであったなら、今日のような裏金事件は起きず、自民党もこれほどの醜態をさらすことはなったにちがいありません。残念ながら、政治改革の課題は選挙制度改革へとゆがめられ、あろうことか小選挙区制と政党助成金の導入に道を開いてしまいました。危機に陥っていた自民党は息を吹き返し、長期政権の上に胡坐をかいておごり高ぶり、深く静かに腐り続けてきたのです。

 振り返ってみれば、戦後憲法体制の下で解釈改憲路線に基づく「保守本流路線」を大きく転換したのは、中曽根政権の時からでした。中曽根首相が掲げた「戦後政治の総決算」は、それまでの自民党の「本流」路線を覆すことであり、反憲法政治へと舵を切ることでした。
このような「保守傍流右派路線」との対決が、その後の研究者生活のメイン・テーマとなりました。政治研究者として私が最初に書いた本は『戦後保守政治の転換―「86年体制」とは何か』(ゆぴてる社)です。1987年1月に本書を刊行し、5月に法政大学大原社会問題研究所に助教授として採用されました。目次は、以下のようになっています。

 序章 戦後保守政治の現段階
 第1章 <86年体制>のビジョン
 第2章 保守政治の転換と日本の進路
 第3章 保守政治転換の基底
 終章 中曽根<86年体制>の展望

 この時に戦後保守政治は大きく転換し、中曽根首相が豪語した<86年体制>という明文改憲を志向する「反憲法政治」によって平和国家は浸食され、今では大軍拡志向国家へと変貌しつつあります。これにストップをかけることが、私の人生に残された最後の戦いとなるでしょう。
 今ようやく、そのチャンスが巡ってきたことを喜んでいます。悔いなき戦いによってせっかくのチャンスを生かしたいと願い、三つの補選で全敗して窮地に陥った岸田政権への追撃戦に立ち上がるべく、本書を刊行することにしました。岸田政権とともに自民党を政権の座から追い出す戦いに、皆さんが共に立ち上がっていただくことを願ってやみません。

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1月1日(月) 新年のごあいさつ [日常]

 謹賀新年

 天下大乱の兆しあり。自民党派閥の裏金疑獄は岸田政権を追い詰めています。表紙を変えて生き延びてきた自民党は、腐りきってしまいました。30年前の政治改革は自民党のヤルヤル詐欺だったのです。
それに反対したのは、石川真澄さんと私くらいのものでした。小選挙区制こそが諸悪の根源であり、政党助成金と企業・団体献金の二重取りで自民党の腐敗が進行してきました。その報いを受けるべきです。
 論攷や談話などは16本、講演は24回、街頭演説なども16回、『日刊ゲンダイ』でのコメントは100回になりました。言論の力で、世の中を変えたいと思っています。
 今年は選挙の年になりそうです。詐欺師から日本を取り戻さなければなりません。メンズカーブスに通って体力を維持し、野党共闘の再確立で政治を立て直す1年にしたいものです。

 これは昨年暮れに出した年賀状の文面です。ここに書いたように。今年こそ自民党にサヨナラを言えるような年にしたいものです。その可能性は十分にあるのではないでしょうか。
 自民党派閥の裏金疑惑はすでに「裏金疑獄」となり、岸田政権を揺るがす大事件に発展しました。岸田首相は「火の玉」となって解決に向けて取り組むと言いましたが、「火の玉」ではなく「火の車」、いや「火だるま」ではないでしょうか。通常国会に向けて火消しに懸命です
 党内に特別の委員会を立ち上げて、通常国会の前までに再発防止策を打ち出すようなことも言っていました。冗談じゃありません。遅すぎます。それに信用できません。
 自民党内の組織では厳しい対応策が出てくるはずがないからです。泥棒が縄をなうと言っているようなものではありませんか。当面の批判をかわすためのポーズと新たな抜け穴づくりを行うにちがいいないのですから。

 この「政治とカネ」の問題は、30年前に決着がついていたはずです。あのときも政治改革が選挙制度改革にすり替えられ、政党助成金が導入されました。30年も前に大きな声を出して言ったつもりでした。「これではダメだ」と、
 それがこのような形で立証されました。私としては、個人的な感慨を覚えています。「だから、言ったじゃないか」と。でも、それが無視され、またもこのような問題を生み出してしまいました。
 政治改革が選挙制度改革にすり替えられ、金権腐敗の罪が中選挙区制度になすりつけられて小選挙区比例代表並立制が導入されました。私は、『一目でわかる小選挙区比例代表並立制』(労働旬報社。1993年)という本を出して問題点を指摘し、小選挙区制の導入に反対しました。その時、反対の論陣を張っていたのは朝日新聞編集委員の石川真澄さんくらいのものでした。

 新たに導入された小選挙区比例代表並立制の下で、1996年に初めての総選挙が実施されました。それを分析して検証した本が、前著と同じ労働旬報社から出した『徹底検証 政治改革神話』です、この時からすでに、私にとって政治改革は「神話」にすぎなかったからです。政治改革によって「政治は改善されたのではなく、『改悪』されたのではないかとの疑い」は、残念ながらその後の30年聞の歴史によって裏付けられてしまいました。

 30年前に指摘した問題を新たに提起しなければなりません。人生をかけて戦ってきた課題に、またしても真正面から直面せざるを得なくなりました。本書の中で提起した「三悪(小選挙区制・政党助成金・企業団体献金)の廃止を」という主張を改めて声を大にして訴えたいと思います。
 もう一つの課題があります。自公政権を倒した後の「受け皿」づくりです。これについても、先に挙げた拙著と同じ年、1993年に出した『概説 現代政治―その動態と理論』(法律文化社)の「あとがき」で、私は「大左翼」の結集を提唱して次のように書きました。

 「保守政治と手を組むことを潔しとしないすべての勢力が協力・共同する必要があろう。腐れきった保守政治のあり方に疑問を感じ、21世紀に向けて日本の進路を変えなければならないと考えているすべての個人や団体が合流できる必要もあろう。日本共産党の力と政策をその構成部分とする『大左翼』の結集と、多様な人の参加する『左翼的空間』の拡大なしにこのような転換が果たして可能だろうか。」

 ここでの主張が、今年こそ具体化されることを願っています。30年前に夢見た「大左翼」が、反岸田の「政治改革救国戦線」として形成されれば良いのですが。腐れきった自民党政治を倒すという一点で野党は手を握るべきでしょう。
 この野党共闘から共産党を排除することはあり得ません。今回の裏金疑獄の始まりは『しんぶん赤旗』のスクープからでしたし、「政治とカネ」問題追及の最大の功労者は共産党なのですから。

 生きているうちに、間に合ったようです。30年前に挙げた叫び声が、今ようやく意味を持つようになりました。もう少し長生きして自民党に一矢報い、まともな世の中を孫子の世代に手渡してからおさらばしたい。そのような思いを持ち続けて、今年1年を過ごすつもりです。

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12月30日(土) 2023年の仕事 [日常]

 天下大乱の予感が漂う年の瀬となりました。自民党の最大派閥である安倍派をはじめとして、政治資金集めパーティーのキックバックで組織的に巨額の裏金作りをしていたことが明らかになったからです。このお金の一部は政治資金収支報告書にも記載されていませんでした。
 安倍派などのオウンゴールによって自民党と岸田政権の支持率が急落し、支配の危機が生じました。かつて、リクルート疑獄で竹下首相が辞任に追い込まれたとき、後継を託されようとした伊東総務会長は「本の表紙だけ変えても、中身が変わらなければダメだ」と言って断りました。今回の裏金疑獄は、表紙を変えることで政権に居座り続けてきた自民党がいかに腐りきっていたかを明らかにしました。

 もう限界でしょう。この辺で引導を渡し、自民党にはお引き取り願うしかありません。来年は、岸田首相を退陣させ、解散・総選挙でまともな政権を樹立することが最大の政治課題となります。
 「政治とカネ」問題での追及を強めて岸田政権を追い詰めながら、その後の「受け皿」を作らなければなりません。そのためにも、市民と野党の共闘を再確立することが急がれます。

 さて、例年のように、1年間の仕事をまとめさせていただきたいと思います。今年は論攷・インタビュー・談話・コメントなどが16本、講演・報告などが24回、街頭演説・あいさつなどは16回でした。夕刊紙『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載は100回で、例年とそれほど大きくは変わりませんでした。

 
(1) 論攷・インタビュー・談話・コメントなど(16本)

・「“核兵器の非人道性”さらに大きく発信し、“核兵器禁止条約に参加する日本政府を”の国民的合意形成の年に」『非核の政府を求める会ニュース』第375号、2022年12月15日・2023年1月15日合併号
・「共存・共栄が憲法の理念」『しんぶん赤旗』1月16日号
・「改憲・大軍拡を阻止し9条を守り活かすための課題」『季刊 自治と分権』No.90、2023年冬号
・「嘘とでたらめで巻き込まれる戦争などマッピラだ―大軍拡・大増税による戦争への道を阻止するために」『月刊 憲法運動』通巻518号、2月号
・「追悼 畑田重夫さん」『学習の友』3月号
・「ウクライナ戦争に便乗した「新たな戦前」を避けるために──敵基地攻撃論の詭弁と危険性」『学習の友』2023年6月号
・「支配層が恐れる共闘の力」『しんぶん赤旗』7月3日付
・「行き詰まる岸田政権 総選挙に向けた課題」『全国革新懇ニュース』8月10日号
・「〝タガ〟が外れた岸田政権で日本はどうなる?」『東京非核政府の会ニュース』No.424、8月20日号、No.425、9月20日号
・「権力固執 暴走に拍車」『しんぶん赤旗』10月4日付
・「暴走を続ける岸田大軍拡政権に引導を渡そう」『東京革新懇ニュース』第486号、10月5日号
・「統一協会 自民に政策指南 「ここまで深く影響受けていたのか」と驚いた」『しんぶん赤旗日曜版』10月8日号
・「理念なき場当たり政権」『しんぶん赤旗』10月29日号
・「現代史のなかでの岸田政権をどう見るか」『学習の友』10月号
・「「敵基地攻撃」能力の危険な企み それは日本に何をもたらすか―実質改憲に突き進む岸田政権の狙いを暴く」『治安維持法と現代』第66号、2023年秋季号
・「愚策の岸田減税の正体見たり 「定額減税4万円」6月に1回コッキリ」『サンデー毎日』11月12日号
・以上のほか『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載が100回

(2)講演・報告など(24回)

・1月21日:京都革新懇総会「大軍拡・大増税で戦争なんてマッピラだ」
・2月9日:日本科学者会議東京支部緊急学習会「大軍拡・大増税による国民生活の破壊を許さない」
・2月12日:広川まさのり新春のつどい「戦争か平和かー私たちのくらしと政治」                    
・2月19日:市議選勝利へ 新春のつどい「大軍拡を許さない闘いと展望―統一地方選挙の意義」
・2月19日:賃金上げろ!生活守れ!軍拡・防衛増税反対! 福井県民大集会「岸田政権には退場してもらおう」
・2月26日:革新むさしの「大軍拡・大増税による戦争などマッピラだ」                         
・3月16日:三多摩革新懇世話人会「情勢について大いに語る」                      
・4月28日:町田革新懇「憲法を踏みにじって戦争に巻き込まれるなどマッピラだ」                   
・5月17日:大軍拡・大増税NO!連絡会「戦争する国づくりに向けた暴走を食い止めるために」
・5月26日:東京医労連連続学習講座「戦争する国づくりに向けた暴走を食い止めるために」
・5月28日:藤枝市9条の会「憲法を踏みにじって戦争なんてマッピラだ」
・6月3日:憲法9条を守る坂城町の会「大軍拡・戦争する国づくりへの暴走を食い止めるために」
・6月8日:労働者教育協会「敵基地攻撃論の詭弁と危険性」
・7月1日:東京非核政府の会「〝タガ〟が外れた岸田政権で日本はどうなる」                         
・7月8日:69九条の会「米対中戦略と統一地方選後の政局についての質問への回答」                           
・8月3日:9条の会東京連絡会「改憲を阻止し今こそ活憲の国づくりをめざそう」                        
・8月6日:秋田県憲法センター「岸田大軍拡を阻止し憲法どおりの日本をめざそう」                        
・9月13日:東京宗教者平和協議会「今の政治を考える:岸田政権はどこに向かっているのか」
・9月16日:三多摩革新懇世話人会「今日の情勢の特徴と課題」
・9月23日:葛飾革新懇「岸田大軍拡政権は日本をどこに導くか」
・10月7日:豊田革新懇「戦争する国にさせない 共闘の力と革新懇運動」                           
・11月3日:南空知憲法共同センター「国民の声が届く政治に変えよう」                     
・12月3日:稲城平和のつどい「戦争しない、戦争を起こさない国へ」                        
・12月19日:三多摩革新懇「内外情勢の課題と展望」                          

(3) 発言・街頭演説・あいさつなど(16回)

・1月29日:東京革新懇新春のつどいで開会あいさつ
・2月2日;革新都政を作る会呼びかけ人会議で開会あいさつ
・3月4日:東京革新懇事務局長会議で開会あいさつ
・3月11日:市川かつひろ事務所開きであいさつ
・3月17日:全国革新懇タツミコータロー支援でスピーチ
・4月14日:市川かつひろ支援でスピーチ
・4月16日:市川かつひろ支援でスピーチ
・4月21日:市川かつひろ支援でスピーチ
・4月22日:市川かつひろ支援でスピーチ
・5月5日:畑田重夫先生をしのぶ会で弔辞
・6月10日:労働者教育協会総会で発言
・7月27日:革新都政を作る会呼びかけ人会議で開会あいさつ
・9月29日:革新都政を作る会呼びかけ人会議で開会あいさつ
・10月16日:東京革新懇の宣伝活動でスピーチ
・11月20日:東京革新懇の宣伝活動でスピーチ
・12月8日:憲法共同センターの宣伝活動でスピーチ

 皆様、良いお年をお迎えください。

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12月29日(木) 2022年の仕事 [日常]

 2月24日に、ロシアによるウクライナに対する侵略戦争がはじまりました。この日に、こんなことが起きるなんて、やりきれません。この日は、私の71回目の誕生日だったのです。
 この戦争で日本もカーキ色に塗り変えられ、一気にキナ臭い空気が漂い始めました。それもあって参院選は残念な結果に終わったことは、皆さんご存じのとおりです。しかし。その投票日直前に勃発した安倍元首相の銃撃死によって大きく潮目がかわりました。
 岸田政権は相次ぐ閣僚辞任や内閣支持率の低下などによって追い込まれながらも、大軍拡・大増税、原発依存の継続・強化を打ち出しました。来年は民意に挑戦する政権とのガチンコ勝負の年になりそうです。

 さて、 例年のように、1年間の仕事をまとめさせていただきたいと思います。今年は論攷・インタビュー・談話・コメントなどが24本、講演・報告などが31回、街頭演説・あいさつなどは12回でした。夕刊紙『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載は101回で、例年と大きくは変わりませんでした。
 
(1) 論攷・インタビュー・談話・コメントなど(24本)
・「“市民と野党の共闘の力”さらに強め、“核兵器禁止条約に参加する政府”実現の展望ひらく年に」『非核の政府を求める会ニュース』第365号、2021年12月15日・2022年1月15日合併号
・「政権交代への課題と展望-2021総選挙の結果から見えるもの」『八王子学術・文化日本共産党後援会ニュース』No.19、2022年1月10日号
・「国立病院の機能強化を求める国会請願書名に賛同します」『全医労しんぶん』第2843号、2月15日付
・「シリーズ維新の会 その実像は 自公の悪政 右からけん引」『しんぶん赤旗』2月11日付
・「岸田政権には安倍さんの「背後霊」」『しんぶん赤旗日曜版』3月6日号
・第53回 3・13重税反対中央各界代表者集会への賛同メッセージ
・「共闘の〝機関車〟躍進が重要」『しんぶん赤旗』3月16日付
・「岸田政権の危険な本質と憲法闘争の課題」『月刊全労連』No.303 、2022年5月号
・「ロシアによるウクライナ侵略 憲法9条でなければ日本は守れない」『東京革新懇ニュース』第472号、2022年5月5日付
・「岸田政権の性格と参院選の争点―何が問われ、何が訴えられるべきか」『学習の友』No.826 、2022年6月号
・「参院選の意義と民商・全商連への期待」『月刊民商』No.745 、2022年6月号
・「改憲阻止へ、学んで伝え、伝える言葉を選び、伝える手段の工夫を!」『神奈川革新懇ニュース』NO.247 、2022年6月号
・「共産党ここに期待 今こそ〝ソフトパワー〟」『しんぶん赤旗』6月28日付
・「参院選結果 野党は勝利を「プレゼント」した」〔以下のインタビュー記事は『連合通信・隔日版』第9755号、7月14日付
・「無党派層で一位だった山添さんの運動に学ぼう」『しんぶん赤旗』日曜版、7月17日付
・「9条改憲阻止 安倍「遺志」で正当化許されず」『しんぶん赤旗』7月20日付
・「参院選の結果とたたかいの課題」『安保廃棄』第495号、8月号
・「自民に「漁月夫の利」与えた参院選」『全国商工新聞』第3517号、8月1日付
・「参院選の結果と憲法運動の課題」『憲法運動』第513号、8月号
・「政治考 政権行き詰まり加速 大きな転換点 潮目変わった」『しんぶん赤旗』9月14日付
・「混沌としてきた改憲動向 今こそ9条の「ありがたさ」を語ろう」日本機関紙協会『機関紙と宣伝』No.1072,9月号
・「政治考 軍拡に世論誘導する政府 対抗する運動づくり急務」『しんぶん赤旗』10月16日付
・「岸田政権は国民の方を向いていない」『しんぶん赤旗』日曜版11月13日付
・「岸田政権を覆う統一協会の闇 癒着議員抜きでは組閣できず」『治安維持法と現代』No.44、2022年秋季号

・以上のほか『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載が101回

(2)講演・報告など(31回)
・1月9日:北商連新春役員決起集会「改憲阻止と反転攻勢に向けての展望」
・1月16日:北那須革新懇「政治の展望と革新懇運動の課題」
・2月18日:三多摩革新懇世話人会「参院選をどう闘うか―今の政治情勢から」
・3月19日:荒川市民アクション「9条改憲の危機にどう立ち向かうか」
・3月26日:茨城県労働者学習協議会「情勢の特徴と参院選に向けての課題」
・4月2日:山形県国民運動実行委員会「参院選をめぐる情勢と野党共闘の展望」
・4月9日:市川かつひろ新春のつどい「ロシアのウクライナ侵略と憲法9条」
・4月10日:鳥取県革新懇「ウクライナへの侵略と憲法9条の意義」
・4月17日:「建国記念の日」を考えるつどい「迫りくる憲法改定の危機―岸田新政権の戦略を問う」
・4月24日:宮前9条の会「参議院選挙と改憲阻止の運動」
・5月15日:茅ヶ崎革新懇「沖縄復帰50年と日本国憲法の平和主義・民主主義」
・5月20日:大田革新懇「憲法9条で平和を守ろう」
・6月3日:えどがわ革新懇「憲法9条こそ日本を守る力です!」
・6月5日:戸田革新懇「新しい政治への展望と参院選の意義」
・6月8日:埼玉土建全権幹部労働講座「岸田政権の危険な本質と参院選の意義・重要性」
・6月8日:高尾平和ゼミナール「ロシアのウクライナ侵略と日本国憲法」
・6月11日:名古屋東部革新の会「ロシアのウクライナ侵略と参院選の意義」
・6月17日:三多摩革新懇世話人会「参院選直前の情勢について」
・6月18日:埼玉労連「憲法9条の危機と参院選の意義」
・8月21日:上野こうえつ後援会「岸田政権の憲法破壊と戦争への道を阻むために」
・8月23日:八王子科学フォーラム「参院選の結果と日本政治の課題」
・8月26日:戦争立法許さない!総がかり昭島市民の会「憲法をめぐる新たな情勢と私たちの闘い」
・8月27日:革新芦屋の会「参院選の結果と憲法の今後」
・8月28日:八王子労連「参院選後の情勢と労働者の生活」
・9月8日:神奈川県労働者学習協会「参院選後の情勢と私たちの課題」
・9月23日:鎌ヶ谷革新懇「改憲の危機と野党共闘の重要性」
・10月9日:西東京革新懇・西東京市公民館「暮らしと平和を壊す軍事力の拡大の日本になるのか」
・10月18日:三多摩革新懇世話人会「情勢の特徴と反転攻勢に向けての課題」
・11月12日:藤沢革新懇「憲法をめぐる新局面と市民運動の課題」
・11月23日:静岡革新懇「改憲策動の新局面と新しい政治への展望」
・12月7日:都職労退職者協議会「参院選後の情勢の特徴と市民共闘の役割」

(3) 発言・街頭演説・あいさつなど(12回)
・1月29日:東京革新懇総会で発言
・3月2日;東京革新懇事務局長会議あいさつ
・3月30日:新宿駅西口でスピーチ
・4月21日:新宿駅西口でスピーチ
・4月23日:八王子駅北口のノーウオーアクションでスピーチ
・6月2日:八王子いちょうホールでの映画「わが青春つきるとも」上映会であいさつ
・8月9日:新宿駅西口でスピーチ
・10月5日:革新都政を作る会呼びかけ人会議で閉会のあいさつ
・11月9日:統一協会問題学習交流会で開会のあいさつ
・11月13日:労働者教育協会第2回理事会で発言
・11月19日:全国革新懇交流会全体会議で座長
・12月23日:新宿駅西口でのスピーチ

 皆様、良いお年をお迎えください。


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1月1日(土) 反転攻勢に向けての新しい年が始まった [日常]

 明けまして、おめでとうございます。

 反転攻勢に向けての新しい年が始まりました。昨年の総選挙は自公勢力の必至の反撃によって野党共闘が跳ね返されるという残念な結果に終わりましたが、今年はそれを巻き返す年にしたいものです。

 そのためには、野党を弱体化して共闘を分断することを狙う「悪魔の囁き」に惑わされず、共闘を強化・発展させて参院選に勝利しなければなりません。とりわけ、改憲勢力が増えて明文改憲に本腰を入れ始めている状況の下での参院選ですから、その意義と重要性は格段に高まっています。

 1人区での共闘はもとより、立憲や共産、社民、れいわなど改憲に反対する野党各党の議席増大が必要です。対等・平等な立場での相互支援や相互協力によって、改憲阻止勢力全体の議席を増やし、参院での改憲発議をなんとしても阻止しなければなりません。

 「活路は共闘にあり」という王道を踏み外すことなく、捲土重来を期したいと思います。日本を変えて新しい政治を実現する希望の年にするべく、引き続き微力を尽くす所存です。

 本年も、よろしくお願いいたします。

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12月29日(水) 2021年の仕事 [日常]

 公私ともに試練に直面した一年でした。
 公的な面では、秋の総選挙で与党が勝利し、自公政権が維持されるという残念な結果となりました。共産党を含む野党共闘によって政権交代にチャレンジするという初めての試みでしたが、与党勢力の必死の巻き返しによって跳ね返されたわけです。新型コロナウイルスの感染拡大が一時的に収まったことも、与党に有利に働いたと思われます。
 私的な面では、エコー検査ですい臓に疑問ヵ所が発見され、2度入院して手術しました。1回目は総胆管結石の摘出で3日間、2回目は膵管内乳頭部粘着性腫瘍(IPMN)の除去で19日間の入院です。幸い腫瘍はガンではなく転移もしていませんでした。9月からは普通に生活しており、全く問題ありません。年の瀬が近づいてから、妻の叔父夫婦や近しい先輩が亡くなるなど、悲しい知らせも相次ぎました。
 その2021年も、間もなく暮れようとしています。

 さて、 例年のように、1年間の仕事をまとめさせていただきたいと思います。今年は手術のために夏に空白が生じましたが、総選挙があったために仕事も多く、著書の第3版が1冊、共著が1冊、論攷・インタビュー・談話・コメント・書評などが29本、講演・報告などが24回、街頭演説・あいさつなどは11回で、夕刊紙『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載は105回に上るなど、例年とそれほど大きくは変わりませんでした。
 
(1) 著書
・五十嵐仁『18歳から考える日本の政治〔第3版〕』法律文化社
・五十嵐仁・小林節・高田健・竹信美恵子・前川喜平・孫崎享・西郷南海子『市民と野党の共闘で政権交代を』あけび書房

(2) 論攷・インタビュー・談話・コメント・書評など(29本)
・「被爆国日本に〝核兵器禁止条約に参加する政府〟を実現し、〝非核の政府〟の展望開く年に」『非核の政府を求める会ニュース』第355号、2020年12月15日・2021年1月15日合併号
・「野党の本気の覚悟示す政権合意を求める」『しんぶん赤旗』1月6日付
・「2021年の政治動向と国会をめぐる情勢―野党共闘で政治を変えるチャンス」『婦民新聞』第1667号、2021年2月10日付
・「最後の自公政権 菅政権を斬る」『日本科学者会議東京支部個人会員ニュース』No.128、2021年3月10日
・「「戦争法」施行から5年 憲法記念日の今考える」『民主青年新聞』3087号、2021年5月3日付
・『しんぶん赤旗』5月31日付
・「不安のツートップ 五輪乗り切れるのか」『東京新聞』7月17日付
・「野党連合政権への道―今こそ「新しい政治」をめざそう」『学習の友』2021年7月号
・「書評:小林節著『「人権」がわからない政治家たち』」『全国革新懇ニュース』第431号、2021年7・8月号
・「前進する市民と野党の共闘、待たれる野党連合政権」川崎区革新懇の『第18回総会記録集 2021年6月12日』
・「「東京25区市民連合連絡会/選挙で変えよう!市民連合おうめ」へのメッセージ」「東京25区市民連合連絡会/選挙で変えよう!市民連合おうめ」
・「国民の命を守る国会開け」『しんぶん赤旗』8月31日付 
・「自民党政治を終わらせ、青年の声が届く新しい政権を」『民主青年新聞』第3095号、2021年9月6日付
・「共闘の力で野党連合政権の実現を」『北区革新懇ニュース』第88号、2021年9月20日付
・「緊急出版『市民と野党の共闘で政権交代を』」『asacoco』第216号、2021年9月2日付
・「「活路は共闘」総選挙でも」『東京民報』2021年9月26日付
・「野党連合政権の樹立で日本の食と農を救おう」『農民』第1474号、2021年9月27日付
・「統一を妨げているものは何か 歴史認識と「反共主義」の克服―いま「連合」を考える」『法と民主主義』第561号、2021年8・9月号
・「野党共闘で新しい連合政権の実現を」『全国商工新聞』第3477号、2021年10月4日付
・「野党分断を狙った新たな反共攻撃」『不屈』No.568、2021年10月15日付
・「安倍支配を継続する岸田政権 「ハト派」の幻想振りまく」『連合通信・隔日版』No,9686、2021年10月14日付
・「野党結束 政権交代へ 「協力合意」歓迎」『しんぶん赤旗』2021年10月2日付
・「共闘の力で科学と学術を尊重する新たな政権の樹立を」『日本科学者会議東京支部つうしん』No.648 、2021年10月10日付
・「10・31総選挙 政権を変えるしかない!」『連合通信』No.1307、2021年10月20日号
・「いのちと立憲主義をどう守るか」『調布「憲法ひろば」』第197号、11月3日付
・「民意は「安倍・菅継承ノー」」『しんぶん赤旗』11月3日付
・「ハト派・リベラル派の衣をまとった「安倍背後霊」政権―-岸田文雄新内閣の性格と限界」『治安維持府と現代』2021年秋季号、第42号
・「総選挙の結果をどうみるか」『学習の友』No.820 、2021年12月号
・「総選挙の結果と野党共闘の課題」『安保廃棄』第487号、2021年12月号

・以上のほか『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメント掲載が105回

(3) 講演・報告など(24回)
・2月14日:基礎経済研研究会「菅政権と「新しい政治」への展望」
・3月6日:市川克宏地域学習の集い「日本を変える―「新しい政治」への展望」
・4月24日:69九条の会「菅政権発足から8カ月、明らかになったことは……」
・5月18日:三多摩革新懇世話人会「都議選・総選挙を控えての情勢について」
・5月22日:京都革新懇「『市民と野党の共闘』を 広げ、野党連合政権で新しい政治を!」
・5月28日:八王子憲法カフェ「コロナパンデミックのいま、日本と世界の情勢は?」
・6月9日:八王子科学フォーラム「都議選・総選挙を前に「新しい政治」の展望を語る」
・6月12日:川崎革新懇「前進する市民と野党の共闘、待たれる野党連合政権」
・9月18日:三多摩革新懇9月度世話人会「総選挙をめぐる情勢と特徴」
・10月14日:三多摩革新懇10月度世話人会「新内閣発足と総選挙をめぐる情勢」
・10月17日:狭山9条の会「憲法の理念を生かして政治を変えよう」
・10月31日:調布九条の会「憲法ひろば」「総選挙と日本の進路―いのちと立憲主義をどう守る?」
・11月3日:日野革新懇「政権交代が大争点の総選挙の結果をどうみるか―市民と野党の共闘はどう発揮されたか」
・11月7日:法大同窓生九条の会「総選挙の結果とその後の情勢を考える」
・11月10日:都職労退職者九条の会「総選挙の結果とこれからの課題」
・11月17日三多摩革新懇11月度世話人会「総選挙の結果をふまえて―反共主義を克服するには」
・11月23日:なかいた常盤台9条の会「総選挙の結果と市民と野党の共闘」
・11月27日:9条の会@よしかわ「総選挙の結果と9条改憲の行方」
・11月28日:八王子学術・文化日本共産党後援会「政権交代への課題と展望―総選挙の結果から見えるもの」
・12月4日:69九条の会「2021年総選挙の結果をどうみるか、改憲をめぐる現段階」
・12月8日:大田革新懇「総選挙のたたかいに学び、市民と野党の共闘の前進をめざして」
・12月11日:越谷革新懇「総選挙の結果と日本政治の展望」
・12月11日大宮区革新懇「総選挙の結果と革新懇の任務」
・12月12日:立川革新懇「総選挙の結果と革新懇運動の課題」

(4) 発言・街頭演説・あいさつなど(11回)
・1月30日:東京革新懇総会:あいさつ
・2月27日;東京革新懇事務局長会議あいさつ
・4月8日:日野市長選挙応援スピーチ
・6月21日:都議選応援スピーチ(文京区)
・9月8日:革新都政の会呼びかけ人会議集会あいさつ
・9月24日:全国革新懇賛同団体懇談会でのあいさつ
・10月6日:新宿駅西口でのスピーチ
・10月23日:総選挙応援スピーチ(東大和)
・10月24日:総選挙応援スピーチ(八王子)
・11月14日:労教協第2回理事会での発言
・12月19日:東久留米市長選第1声応援スピーチ

 皆様、良いお年をお迎えください。

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8月26日(木) 共著『市民と野党の共闘で 政権交代を』が刊行された [日常]

 新しい本が出ました。そのものずばりの書名です。『市民と野党の共闘で 政権交代を』というのですから。
 企画を聞いたとき、総選挙に間に合うのかと思いましたが、どうやら間に合ったようです。病院に入院する前にインタビューを受け、原稿に手を入れて渡しました。
 初校ゲラが出てきたのは手術が終わった直後でしたから、間に合いませんでした。でも、大きな問題はなかったようです。

 本書を出版したのは「あけび書房」で、定価は税込み1100円です。詳しいことは、あけび書房のホームページ (akebishobo.com)をご覧ください。
 この本の「うたい文句」は、チラシによれば「来る総選挙とその後の新しい政権を 各分野の識者が展望・期待する」というものです。その一人として私も登場させていただいたわけです。 
 ということで、この本の目次と執筆者を、以下に紹介させていただきます。

第1部 市民と野党の共闘による政権構想
 第1章 市民と野党の共闘こそが勝利の方程式 法政大学名誉教授 五十嵐仁
 第2章 立憲主義を回復する政権交代を 慶応義塾大学名誉教授 小林節
 第3章 壊憲阻止し憲法を活かした政治を 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表 高田健
第2部 各界からの提案
 第4章 「個人が食べられる」働き方の再検討を 和光大学名誉教授 竹信三恵子
 第5章 教育の未来を考える―学問の自由・憲法・権力 現代教育行政研究会代表 前川喜平
 第6章 戦後史の脈絡から日本外交の転換を展望する 評論家・元外務省国際情報局長 孫崎享
 第7章 「実感」から出発する政治 安保関連法に反対するママの会発起人 西郷南海子

 第1章の最後の部分で、私は「共闘の力によって政権交代を実現できるかもしれない時代が訪れてきたわけで、まことに感慨無量です」と書きました。実は、本書については、もう一つ「感慨無量」なことがあります。
 それは、本書の出版を手掛けていただいたあけび書房の社長さんのことです。彼は立命館大学の学生だった頃、何回か私を講演に招いてくれた「政治研究会」のメンバーの一人でした。
 その頃から面識があり、卒業後神戸で就職して意見交換のためのメーリングリスト「市民社会フォーラム」を主宰するなど、市民運動にも関わってきました。その彼が東京に出て来て出版社の社長となり今回のような大変有意義な本の出版を手掛け、私にも声をかけてくれたというわけです。

 学生時代から時折顔を合わせることもあり、陰ながら彼の成長を見守って来た私としては、このようなかかわりを持つことができて「まことに感慨無量」だと言いたい気持ちでいっぱいです。この先も政治や社会にとって価値ある本をどしどし出して、出版人として成功していただきたいものです。
 ということで、本書の購入と普及にご協力いただければ幸いです。おそらく、「賞味期限」は総選挙の投票日までとなるかも知れませんから、お早く「お召し上がり」ください。


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8月11日(水) 手術を終えて無事に退院することができた [日常]

 生還しました。と言っても、死にそうになっていたわけではありません。
 手術のために病院に入っていたのです。先ほど、退院してきました。

 前回、このブログを更新したのは7月24日のことです。その日の午後に、入院しました。
以後、今日まで病院に入っていました。この間、ブログの更新が途絶えたのはそのためです。
 読者の皆さんには、ご心配をおかけしたかもしれません。改めて、お詫び申し上げます。

 入院したのは、悪化すればガンになる可能性の高い腫瘍を切除するためでした。4月の精密検査で発見され、その後、何回か検査を繰り返した結果、早期に手術した方が良いだろうということになったからです。
 かなり大きな手術で7~8時間もかかると言われましたが、実際には5時間ほどで済んだようです。全身麻酔でしたので、詳しいことは分かりません。
 術後の経過も順調で、1ヵ月ほどの入院予定が早まり、3週間もかからずに退院できました。ヤレヤレ、です。

 私が手術した7月26日に、東京都は通常診療の制限を視野に入れるよう通達を出しました。予定していた手術も延期するようにというのです。
 後でこのことを知り、大きな怒りを覚えました。私の場合、「滑り込みセーフ」でしたが、診療してもらえなかったり手術を遅らせたりされた人がいたかもしれません。
 この通達によって、病気やケガを直すために必要な診療や手術ができなくなり、その結果、人命が危険にさらされるようなことがあっても良いのでしょうか。これこそ命の選別にほかなりません。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって医療機関がひっ迫し、ベッドが足りなくなりそうだというのが、その理由です。だから、言ったじゃありませんか。
 オリンピックなんか止めて全力で感染阻止に取り組まなければ大変なことになると。結局、オリンピックの開催を強行し、日本選手のメダルラッシュに浮かれて「楽観バイアス」が広まり、感染爆発を引き起こしてしまいました。
 医療崩壊はこのような菅政権の無能と愚策の結果ではありませんか。そのツケを医療従事者や患者に回すことが許されるのでしょうか。

 このようななかでも、医療に携わる医師や看護師は大変な努力をしています。患者の一人としてその奮闘ぶりをつぶさに目撃した私としては、これらの人々の努力に報いるためにも、処遇の改善と支援体制の充実、まともな政治を実現しなければならないと決意を新たにした次第です。
 愚かな政府の愚かな対策に翻弄されている医療従事者の皆さんの献身には頭が下がります。入院中は私も筆舌に尽くしがたいほどのお世話になりました。
 改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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