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7月4日(月) 武蔵嵐山から明治公園、そして福岡へ [旅]

 ホテル・ニューオータニ博多でこれを書いています。11階にある広いツインの部屋で、朝刊のサービスもありました。
 私なら予約することのない高級ホテルですが、昨日の福岡県商工団体連合会(福岡民商)の創立50周年記念講演会と祝賀会が開かれた会場です。そこに、宿をとっていただきました。

 7月1日(金)には、労働科学研究所(労研)創立90周年の特別企画に出席するために武蔵嵐山に向かいました。久しぶりに八高線に乗り、川越から東武東上線で武蔵嵐山(むさしらんざん)です。
 ここに独立行政法人国立女性教育会館があるのは以前から知っていましたが、来るのは初めてです。広い敷地に、宿泊棟や講義棟、テニス・コートなどが、ゆったりと配置されています。
 1977年の開館だといいますから、30年以上の歴史があることになります。でも、今年の3月にリニューアル・オープンしたばかりで、施設はそれほど古さを感じさせません。

 この日は宿泊棟に泊まり、翌日は午前中のシンポジウムでの報告を聞き、女性アーカイブを覗いて、早めに引き上げました。明治公園で開かれる「原発ゼロ緊急集会」に参加するためです。
 会場の正面にある日本青年館の白い文字を見て、いささかの感慨を覚えました。学生時代、この公園でこの白い文字を何度見たことでしょうか。
 この年になって、また集会に出ることになるとは、それも「原発ゼロ」を求める集会が開かれるとは、思いもよらないことでした。反原発・脱原発が切実な運動の課題とされるに至ったのは福島第一原発の深刻な事故が発生したためですが、それは果たして歴史の進歩につながるのでしょうか。しかし、事故が起きてしまった以上、それを前進的な変化に結びつけなければ、故郷を追われて犠牲になった10万人もの人々の苦労は報われません。

 そして昨日の朝、自宅を出て羽田空港に向かい、福岡空港に降り立ったというわけです。午後1時過ぎからの講演の演題は「誰もが希望を持って生きられる新しい日本の道-東日本大震災からの復興と中小業者」というもので、お陰様で好評でした。
 記念祝賀会は、16人もの人が乱打する「綾杉太鼓」で始まりましたが、一番前の来賓席でしたので、すごい迫力でした。関係者の方に「立派な会場で開くんですね」と言いましたら、「色々探したんですが、これだけの人数が入る場所はここくらいしかなかったんです」と答えられました。
 広いレセプション会場に丸いテーブルが並び、200人位の方がおられたでしょうか。私も多くの方々にご挨拶したため、持ってきた名詞がなくなってしまいました。

 記念祝賀会が終わっても、まだ5時をすぎた頃です。「この後、時間ありますか?」と聞かれましたが、時間ならたっぷりあります。
 この前に講演で福岡に来たときは、締め切り間近の原稿を抱えてやってきたために余裕はなかったのですが、それでも夜はおつきあいし、翌朝早めに起きてホテルで原稿を書きまくりました。今回は、そのような必要はありません。

 ということで、全商連の国分会長と共に、民商の会員さんの縁者がやっている「大名へて」というお店に案内していただきました。地元の料理をアレンジしたような創作料理も美味しく、お酒をたっぷりご馳走になりました。
 本場の焼酎「金霧島」に「白金の露」、10年古酒の「首里」、それに滅多にお目にかかれない銘酒「村尾」などもいただきました。日本酒では「越の白鳥」という純米大吟醸が出されましたが、ラベルを見たら「上越市浦川原区」とありました。
 私のふる里「頸城区」の隣のお酒です。ここで上越のお酒に出会うなんて、嬉しかったですね。

 というわけで、楽しい夜を過ごさせていただきました。福岡民商の皆さん、ご馳走になりました。大変、お世話になり、ありがとうございました。

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