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12月1日(木) 民商こと全商連と私は同い年だった [日常]

 今日から12月です。早いものです。「師走」と言われる12月ですから、私も走り出しそうになってしまいます。

 などということとは無関係に、少し前になりますが、11月27日(日)の午後、民商として知られる全国商工団体連合会(全商連)の創立60周年祝賀レセプションに出席しました。
 全商連の結成が1951年だったということです。この年に私も生まれています。
 全商連と私は、今年還暦を迎えました。同い年だったということになります。

 この前日にふる里でのシンポジウムで講演して実家に泊まり、午前のうちに、近くの犀潟駅からほくほく線に乗り込み、上越新幹線で大宮、埼京線で池袋、山手線で目白と乗り継いで、会場である椿山荘に駆けつけました。会場に着いたら、すでに入り口周辺はたくさんの参加者でごった返しています。
 その中で、『全国商工新聞』の記者からインタビューを受けました。そのうち、記事で紹介されるかもしれません。
 午後1時から始まった祝賀会には、1200人もの人が参加されたそうです。米寿の会でお目にかかった畑田重夫先生も出席されていて、会場でご挨拶しました。

 この時に配布された祝賀のメッセージには、私が送ったものも含まれていました。次のようなメッセージです。

全商連創立60周年への祝辞

 全商連の創立60周年、おめでとうございます。東日本大震災と原発の過酷事故は、これまでの日本社会のあり方に反省を迫るものでした。利益の増大と成長をひたすら求めてきた経済と社会を転換させ、人々の生活と営業が守られる持続可能な循環型社会が実現されなければなりません。そのために中小企業が大きな役割を果たすべき時代がやってきました。この課題を達成するうえで全商連が大きな力を発揮されることを期待するものです。

 全商連が発行する機関紙『全国商工新聞』の第3000号にも、同じようなお祝いのメッセージを送っています。しかし、スペースの関係で文面が割愛され、名前だけが掲載されていました。
 せっかく書いたものですので、以下に掲載させていただきます。

時代が直面している課題を達成するために

 未曾有の大震災と原発事故によって反省を迫られたのは、地方を切り捨ててひたすら成長と拡大をめざしてきた一極集中の大量消費型社会としてのあり方でした。その代わりに必要とされているのは、コミュニティに根ざした小規模分散型の地場産業や地域志向の中小企業を育成し、持続可能な循環型社会へと転換することです。そして、これこそが全商連のめざしてきたものではなかったでしょうか。
 創立60周年にして、全商連の理念と目標に時代が追いついてきたということになります。時代が直面している課題を達成するために、さらなる奮闘を期待します。
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