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7月4日(火) 『しんぶん赤旗』に掲載された談話 [コメント]

〔以下の談話は『しんぶん赤旗』7月3日付に掲載されたものです。〕
  
 支配層が恐れる共闘の力

 2021年の総選挙当時、菅政権を引き継いだ岸田政権は新型コロナ感染対策や経済政策の失敗などで強い批判を浴びており、岸田政権は追い込まれた状況の中で総選挙をたたかうことになりました。このような中で、市民と野党の共闘が選挙区で進み統一候補も擁立されました。これに危機感を強めた政権側はメディアを総動員しながら、立憲・共産両党を攻撃したのです。特に、共闘の機関車役を演じていたのが共産党でしたから、共産党を狙い撃ちにし、その攻撃は選挙後も続きました。
 その後、ロシアによるウクライナ侵略を利用した軍拡推進の世論誘導が行われます。ウクライナでの惨事に便乗する形で、改憲・大軍拡・大増税の攻勢が強まり、共産党への民主集中制や党内民主主義に関する激しい攻撃も始まりました。それに対して、共産党は機敏に反撃してきました。
 岸田政権は安全保障環境が悪化していると言って、安全保障環境をさらに悪化させかねない「力対力」の軍事費増強で対応しようとしています。これに対して共産党は憲法9条を生かした話し合いによる平和外交戦略を提起し、逆流を押し返すために奮闘してきました。
 岸田政権と国民との矛盾は深刻です。今までの地域・地方でつちかってきた共闘の関係を生かし、実績も踏まえて草の根からの共闘を立て直すことが必要です。市民と野党の共闘こそが唯一の活路であり、それが力を発揮すれば政治は変えられます。支配層はそれを最も恐れているのだと思います。

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