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10月15日(日) 『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメント [コメント]

〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』10月14日付に掲載されたものです。〕

*巻頭特集:ここにも安倍以来の政治劣化 大義なき解散権を振り回す自民、煽るマスコミ

 こんなチンケな男が解散権を振り回し、政界全体が右往左往しているのだから、安倍政権以降に加速した日本政治の劣化も、行き着くところまで行ってしまったのではないか。

 岸田首相がふざけているのは、解散権を煽る一方で、国会をトコトン軽視していることだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

 「安倍政権以降、政府による国会軽視が急速に進んだのは間違いありません。一国のトップが国権の最高機関である国会を軽く扱い、なんでもかんでも閣議で決めることがまかり通るようになってしまった。岸田政権もまったく同じです。国論を二分するテーマだった安倍国葬を国会に諮ることなく閣議で決定しています。敵基地攻撃能力の保有を明記した『安保3文書』の改定も閣議で決定し、国会審議は後回しだった。しかも、敵基地攻撃について国会で聞かれても『手の内を明かすことになる』と説明しようともしない。その挙げ句、解散をにおわせて国会を揺さぶっている。行政権が肥大化し、国会から議論が消えてしまった状態です」


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