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11月3日(土) 無事、手術が終わり、退院しました [日常]


 日本国憲法が61年前に公布されたその日、東京医科大学付属八王子医療センターから退院してきました。入院する前と変わらず、パソコンを前に文章を書いています。

 鼻茸などの腫瘍を除去する手術は無事、終了しました。その後の回復も順調で、予定していたよりも早い退院になりました。
 私としては、嬉しい形で予想が裏切られたというわけです。「無理をしなければ」という条件付きですが、思っていたよりも早く、仕事を再開することができそうです。
 インターネットやパソコンは、このような形で、もう再開したわけですが……。しばらくは、休み休みとなりますが、これまで同様、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

 病院に入院中、大きな出来事がありました。福田首相の仕掛けた「罠」に、小沢さんがはまってしまったようです。
 でも、すんでのところで、逃げ出すことができたようです。危ないところでした。
 小沢さんには、このような「迂闊」なところがあります。それがなければ、と思いますが、それが小沢さんという人なのです。
 だから、若くして政界再編のキーマンになりながら、連立を作っては壊し、未だに政権につくことができないでいるのです。政権には近づくのですが、最後のところでの詰めが甘いという弱点があります。

 今回も、同様の弱点を、福田さんにつかれました。「会うだけでも」と頼まれ、「一国の首相の頼みだから」と断り切れず、会うことにしたのでしょう。
 福田さんからすれば、これだけで「勝ち」です。「密室協議」の場に、小沢さんを引き込むこと自体が目的だったからです。
 自公民の大連立などは、初めから無理だと福田さんだって承知していたはずです。本当の狙いは、小沢さんの信用を失墜させ、民主党や野党内に疑心暗鬼を生み出して結束を弱めることにあったのではないでしょうか。

 病院のベッドの上で、とぎれとぎれにテレビのニュースをかいま見ていた私でさえ、それ位のことは分かります。当事者の小沢さんには、この福田さんの狙いが分からなかったのでしょうか。
 のこのこと党首会談に出かけていってしまいました。しかも、2回まで。
 2回目は、途中で中断して、再開するというパフォーマンスにまで乗せられてしまいました。これでは、何もなくても、「何かあったのではないか」と思われるでしょう。

 結局、党首会談は物別れに終わりました。会談を持ちかけた福田さんからすれば、何の成果も得られなかったように見えますが、そうではありません。
 民主党や野党などに、大きく揺さぶりをかけて攪乱することに成功したのではないでしょうか。大連立構想をその場で断らずに党に持ち帰って協議したことも、小沢さんの大きな失点だったと言えるでしょう。
 この問題の勝者は、大連立構想を断った小沢さんではありません。この問題を持ち出して小沢さんの動揺を誘った福田さんです。なかなか手強い、と言うべきでしょう。

 ということで、のっけから政局を論ずることになってしまいました。臨時国会も11月10日(土)の会期末まで、あと1週間しかありません。
 臨時国会の会期末を迎えて、政局はさらに緊迫するでしょう。かなか、ゆっくりとは休ませてもらえないようです。


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