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6月16日(月) 川崎市平和館で「玉川9条の会」発足 [日常]

 1週間のご無沙汰でした。この間、新書で出すことになった本の原稿を書きまくりました。8章を予定しているうち、第Ⅰ部の4章を書き終わりました。
 今週は、後半の第Ⅱ部の4章を書くつもりです。相変わらず、ウェッブの更新は滞りますが、ご了承願えれば幸いです。

 さて、昨日は、「玉川(ぎょくせん)9条の会」の「発足の集い」に行ってきました。記念講演を頼まれたからです。
 この会の準備会は2005年12月に出発し、「憲法わくわく塾」という学習会を定期的に開いてきました。記録を見ると、2年間で12回開かれています。
 そのうちの9回目、昨年6月30日の「憲法わくわく塾」で、私は「戦後政治の中の日本国憲法」という話をしています。この日の「発足の集い」では、「憲法をくらしに生かす-格差社会はごめん、真に平和、豊かなくらしを」というテーマで、1時間、話をしました。

 「発足の集い」には100人以上の方が参加されたそうで、準備された方々は「大成功だ」と喜んでおられました。皆さん、熱心に話を聞いてくださいました。
 準備は大変だったと思います。ご苦労様でした。
 講演が終わってから、拙著『労働政策』のサインセールを企画していただきました。『労働政策』を30冊取り寄せたそうですが、お陰様で完売しました。お礼申し上げます。

 会場は、川崎市平和館http://www.city.kawasaki.jp/25/25heiwa/home/heiwa.htmです。東急東横線の武蔵小杉駅と元住吉駅の中間に位置しています。
 このような平和に関する立派な施設があることを知りませんでした。かつての革新市政の成果と遺産が、このような形で受け継がれているということでしょうか。
 私は、オランダ、ノルウェー、デンマークのレジスタンス博物館を訪れたことがあります。デンマークの博物館の前庭には、レジスタンスが製作して武装蜂起に使用したという装甲車が展示されていました。

 しかし、この川崎市平和館は、単に過去の戦争を振り返るだけでなく、未来に向けての平和創出を強く意識したものになっています。この点に大きな特徴がある、と言えるのではないでしょうか。
 私も、講演の時間になるまで、展示を拝見させていただきました。「戦争と人間」という映画が上映されていた3面マルチ映像室をのぞいたら、小学生とおぼしき女の子がお父さんと一緒に映像に見入っていました。
 「もう一つの戦争」として、環境破壊、飢餓貧困、人権問題が取り上げられています。「平和へのとりくみ」というコーナーでは、武蔵小杉駅の近くにある法政二高の平和研究会の活動なども紹介されていました。

 「9条の会」の活動も、「平和へのとりくみ」の一環にほかなりません。ここ川崎市平和館は、このような会が産声を上げる会場として、まことにふさわしい場所だったと言うべきでしょう。
 平和館の一角には、「世界がようやく平和へのあゆみをはじめた今、この戦争が日本とアジア諸国にとってどのような苦しみを残し続けているのか、そして私たちはそこから何を学ぶべきなのかを見つめ直す必要があるのではないだろうか」と書かれていました。この日出発した「玉川9条の会」のとりくみが、過去の戦争から「何を学ぶべきなのかを見つめ直す」機会となることを願っています。

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