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9月28日(水) 「八王子平和を愛する文化祭」のご案内 [日常]

 沖縄普天間基地の移設問題でオバマ米大統領が何と言ったのかが、国会の予算委員会で問題になりました。これについて、昨日(9月27日付)の『毎日新聞』は、次のように報じています。

 野田佳彦首相は26日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の沖縄県名護市辺野古への移設時期について「いつまでにと明示するのは困難だ」と強調し、「誠心誠意、説明しながら、(沖縄県側の)理解をなるべく早い段階で得られるようにしたい」と述べた。
 ニューヨークでの日米首脳会談後、米側はオバマ大統領から「結果を求める時期が近い」と早期実現を求めたことを発表したが、首相は「(記者に)ブリーフした方の個人的な思いが出たのではないか。大統領は『その進展に期待する』という言い方だった」と否定した。石原伸晃氏(自民)への答弁(以上、引用終わり)。

 しかし、相変わらず、昨日の『朝日新聞』などは「今月21日の日米首脳会談では、オバマ大統領が具体的な『結果』を出すよう首相に要請した」と書いています(記者は、高橋福子、奥村智司)。この記事を書いた高橋・奥村の両記者は、26日の予算委員会での野田首相と石原自民党幹事長とのやり取りを聞いていなかったのでしょうか。
 石原さんの問いに、野田首相は「(記者に)ブリーフした方の個人的な思いが出たのではないか」と答弁しました。つまり、首相も記者も嘘をついたのではなく、「ブリーフした方」の勝手な「思い」に基づく創作だったと言いたいようです。
 もしそうであるなら、日本の新聞が一斉に「オバマ大統領が結果を求めた」と報じたのは間違いであり、それに基づく社説は全くのでたらめだったということになります。このような報道を行い社説を書いた新聞社は、誤報に対する訂正記事をきちんと出すべきです。

 それとも、頬被りをして知らんぷりを通すのでしょうか。もしそうなら、事実に基づく報道を旨とするジャーナリズムの看板を下ろすべきでしょう。

 ということで、今日も私が講演する地元の催しの案内をさせていただきます。来る10月1日(土)と2日(日)に開かれる「第14回八王子平和を愛する文化祭」です。
 今回は第14回ですから、14年前から続いているということになります。ということは、前世紀からですね。
 私は、「東日本大震災と原発事故からの真の復興は、憲法を生かしてこそ」というテーマで初日に講演します。この催しの詳細は、以下をご覧下さい。

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第14回八王子平和を愛する文化祭

2011年10月1日 ~2日
八王子労政会館2階 ホール 第1・2・3会議室・和室
参加費 一般1,000円 学生500円

内容詳細
◆ホール企画(2階)
10月1日(土)
13:30から16:30 “講演と交流討論会”《八王子市内「9条の会」共同企画》
「東日本大震災と原発事故からの真の復興は、憲法を生かしてこそ」
講師 五十嵐 仁さん(法政大学教授)

18:30から20:30“ピース・ジャムin八王子”
《市内の3アマチュアバンドが結集!》

10月2日(日) 
13:30~14:10 “片岡七恵コンサート”
14:20~15:10 “講演”「原発から撤退し、自然エネルギーへ」
講師 五十子 満大さん(元都立大学教員・日本科学者会議会員)
15:30~    “女性コーラス”《ユーロ・ラビア》

◆展示企画 (2階各会議室)
10月1日 12:00から20:45 10月2日 10:00から17:00
第1会議室
 ☆被災地救援ボランティア活動(石巻など)
 ☆復興に希望を「貼り絵」で(貼り絵の共同製作)
 ☆核兵器も原発もいらない!横須賀・原子力空母に原発が2基。もし……
 ☆被爆者の闘い「ニューヨークNPT」へ 
 ☆黙っていては、100年たっても爆音の街 
 ☆「日の丸・君が代」“累積過重処分取り消し裁判”の報告
 ☆「日本軍国主義は中国で何をしたか?」(シリーズ写真展=南京事件)
 ☆青島“毛子埠記念館”の東日本大震災の被災見舞いと激励の“書”展示
 ☆非同盟運動がつくり出した「新しい人間的な世界秩序」

第2会議室
 ☆復興を願う絵手紙と体験コーナー

第3会議室
 ☆戦争に反対した人々

2階・和室
 ◇ お点前(裏千家) お茶券:300円

※ご協力いただいた参加費の一部を「救援募金」として被災地に送ります。 

◆主催:第14回八王子平和を愛する文化祭実行委員会

申込方法 直接会場へお出掛けください。




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