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11月11日(日) 宇都宮健児弁護士の都知事選への立候補を歓迎し当選を願う [選挙]

 これで、一筋の光明が見えてきたような気がします。石原前知事によってズタズタにされてしまった都政を立て直せるのではないかという明るい光が……。

 12月16日投票の都知事選挙は石原知事の都政投げ出しと逃亡によって訪れた絶好の機会です。このチャンスを何としても活かさなければなりません。
 そのような都民の願いに応えることができる格好の候補者が立候補の決意を固めました。前日弁連会長の宇都宮健児さんです。
 宇都宮さんには、私もある講演会の機会にお目にかかったことがあります。人物、識見、経歴、能力、政策など、いずれも申し分ない方だと思います。

 宇都宮さんは、弁護士だという点では橋下大阪市長と同様ですが、全国ヤミ金融対策会議代表幹事などとして多重債務問題をはじめとして消費者金融の被害者救済に当たってきた方です。これに対して、橋本市長は消費者金融ローン大手のアイフル子会社商工ローン「シティズ」などの顧問弁護士としてサラ金の側に立ち、全くの対極に位置していました。
 また、貧困問題にも長くかかわり、反貧困ネットワーク代表や年越し派遣村名誉村長を務めています。その後、完全無派閥の弁護士としては初めて日弁連会長となって、人権擁護活動、東日本大震災と原発事故の被災者支援などに力を尽くしてこられました。
 都知事選に向けての政策としては、脱原発、福祉の充実、格差是正などを掲げています。私としては、是非、君が代・日の丸問題で混乱し、荒廃した都の教育現場を立て直していただきたいと思います。

 この宇都宮さんの当選をめざす選挙態勢が次第に広がりを見せてきていることも注目されます。国民の生活が第一の山岡代表代行、社民党の又市副党首、新党きずなの渡辺幹事長らが脱原発政策で一致するとして国民連合で宇都宮さんを支援する方向を確認したという情報がネットで流れ、共産党都委員会などでつくる「革新都政をつくる会」も、「政策が一致している」として宇都宮さんを支持することを決めたそうです。
 国会情勢によっては、11月22日解散、12月16日投票という形で東京でのダブル選挙になるかもしれません。もし、都知事選挙で幅広い政党や政治勢力の共同が実現すれば、同時に実施されるかもしれない衆院選挙にも大きな影響を与えるでしょうし、ぜひ、そうあって欲しいものだと思います。
 宇都宮さんの当選によって都政を変えることは、国政革新の足がかりを生み出すうえでも、政治の右傾化にストップをかけるためにも極めて重要です。首都東京に点りつつある一筋の光明を大きな炎として燃え上がらせ、宇都宮さんの当選を実現させましょう。

 なお、石原前都知事は後継者として猪瀬直樹知事代理を指名しました。猪瀬さんは立候補の意思を明らかにせず、その去就が注目されています。
 しかし、出るつもりなら、「後出しジャンケン」などはやめ、とっとと立候補を表明して政策を明らかにするべきでしょう。都民の選択を容易にするためにも、コソコソと隠れて時期を待つような姑息で卑怯なことをするべきではありません。
 それにしても、かつて信州大学全共闘議長で清水慎三ゼミに属していた猪瀬さんが、よりにもよって石原前知事の後継者とは情けない限りです。極左と極右は通じ合うということなのでしょうが、鉄鋼労連初代書記長にして総評の組織綱領草案を起草された故清水慎三先生は、「一体、何を学んできたのか」と草葉の陰で泣いているにちがいありません。

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